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BMWのデザイン要素:ホフマイスター・キンクに敬意を表して

記事を読むのに必要な時間:約4分
キドニー・グリルがないBMWなど、考えられないですよね。このよく知られたBMWのデザインの特徴に加え、1960年代初頭以降、ほとんどのBMW車に採用されたスタイルがあります。それが、いわゆるホフマイスター・キンクです。

2024/2/6

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キドニー・グリル(➜ 詳細はこちら BMWキドニー・グリル:13のデザイン)、サイドの特徴的な「Sicke」ライン、長年にわたって採用されたダブルの丸型ヘッドランプ、L字型のリア・ライトなど、BMWであることを想起させるデザインはいくつもあります。その内のひとつが、いわゆるいわゆるホフマイスター・キンクです。これは、最後部のサイド・ウインドーのピラー(セダンはCピラー、それ以外はDピラー)の根本から立ち上がる、斜めに跳ね上げられたラインのことを指します。BMW Groupデザイン・アイデンティティのデビッド・カープによると、伝統的なホフマイスター・キンクは、それぞれのピラーの下半分から始まると説明します。しかし、これは絶対的な定義ではなく、どのように進化していくのかも未知数です。

BMWのデザイン言語における固定要素

ホフマイスター・キンクには、重要なデザイン機能が少なくとも2つあります。一つは、過去、現在、未来の異なる世代のBMWモデルをスムーズにつなぐ伝統的なデザインとしての機能。もう一つは、グリーンハウス・エリア(ウインドー、ルーフ、ピラー)から車体下部への視線の移動をサポートする、デザイン要素としての機能です。

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最強のデザイン・アイコンは、戦略から生まれるものではないのです
デビッド・カープ
デビッド・カープ

BMW Group デザイン・アイデンティティ

ところで、ホフマイスター・キンクという名称は何に由来するのでしょうか?その原点は、元BMWボディ・エンジニアリング&デベロップメントのディレクター、ヴィルヘルム・ホフマイスターにまで遡ります。彼はデザイナーではなく、事業部長を任されたエンジニアでした。当時、ボディ開発部門の責任者は、BMWデザイン部門の事実上のトップでもありました。しかし、この特徴的なキンクはBMWが発明したのではなく、ホフマイスターが考案したものでもない、とBMWデザインの専門家であるカープは明かします。すでに1940年代にアメリカ製やイタリア製自動車のボディに採用されていたこのデザインは、最初は2ドアクーペとコンバーチブル、その後サルーンにも使われていました。

1950年代半ばには、すでにキンクを使ったCピラーがいくつかのデザイン案に描かれ、1960年以降には、本格的に提案されます。カープによると、イタリア人デザイナーのジョヴァンニ・ミケロッティやジョルジェット・ジウジアーロ(➜ 詳細はこちら 名車は、いかにして生まれるか) の影響を受け、この要素はBMWの最初のデザイン言語に受け継がれ、ホフマイスターによって定着したそうです。

1961年、BMWに初めて採用

キンクが、いわゆるボディワークを安定させるために「考案された」という考えは、BMWには当てはまらないとカープは語ります。つまり、技術的な必要性はなかったのです。一方で、機能的なメリットの一つとして、Cピラーの前方にウインドーを追加することなく、ドアのサイドウインドー・エリアを広げることができます。デザインに関しては、カーブによってラインが生まれ、サーフェスに張りが加わり、よりダイナミックなサイドビューを実現します(➜詳細はこちら BMWのイラストを描いてみませんか?)。大きさを抑えながら、よりたくましい外観を実現させる効果を生んでいる、とカープは付け加えます。

ホフマイスター・キンクは、BMW 3200 CSとBMW 1500に初めて採用され、(➜詳細はこちら ノイエ・クラッセ:輝かしい未来への道しるべ)1961年にフランクフルト・アム・マインで開催されたIAA(国際モーターショー)で初披露されました。それ以来、BMWのデザイン言語には欠かせない存在となっています。いわば、ホフマイスター自身がキンクを主流なデザインへと押し上げ、その後のBMWモデルに一貫して取り入れたのです。

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ホフマイスター・キンクは、BMWの新しいデザイン言語が幕を開けた証です
デビッド・カープ
デビッド・カープ

BMW Group デザイン・アイデンティティ

ただし、ご存知のとおり、規則には必ず例外があります。一部のBMWツーリング・バージョンやBMW Z3、BMW i3にみられるように、このスタイルをデザインに採用しないこともありました。それらを除けば、1960年代初頭以降のサルーン、一部のツーリング・モデル、クーペ、カブリオレ、SAVなど、ありとあらゆるボディワークのルーフ・ピラーには、さまざまなカーブが描かれています。こうして、BMWのキンクは礼賛される存在となり、BMW車と深いつながりを持つようになったのです。

未来のホフマイスター・キンク

特徴的なキンクの、次なるステップとは何か?その問いに対し、キンクは無限に発展すると、カープは語ります。ホフマイスター・キンクは、絶えず進化しています。2009年以降のBMWビジョン・ビークルをみると、ホフマイスター・キンクの解釈が実に多様であることが分かる、とカープは説明します。キンクは際立つこともあれば、さりげない背景になることもあります。また、彫刻的な表現や、グラフィカルなデザインの場合もあります。そして、最新のBMWビジョン・ビークルでは、さらに新たな次元が探求されています。昔ながらのホフマイスター・キンクの配置を、電動制御のグラフィック・エフェクトを表現する場として使用できるようになったのです。ホフマイスター・キンクは、ときに強く主張したり、控えめであったり、大きさもさまざまです。また、丸みや角度を強調するなど、多様に表現されます。しかし、どのような場合にも共通するのは、BMWのデザイン言語の特徴的な固定要素であるということです。

BMWにとって、ホフマイスター・キンクとは?

ホフマイスター・キンクは、BMW車のデザイン要素です。ウインドー・ラインのボディワーク部分のCピラーからDピラーの間にある曲がった部分を指します。その名称は、かつてBMWのエンジニアで、部門責任者でもあったヴィルヘルム・ホフマイスターに由来します。キドニー・グリルと同様に、このスタイルはBMWのデザイン・アイコンになっています。

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記事:ニルス・アーノルド、アート:マディタ・オサリバン、シン ミウラ、アニメーション:マディタ・オサリバン、カロリン・ワブラ、写真:BMW/BMWグループ アーカイブ

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