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BMWにまつわる興味深い事実をご存知ですか?

皆さんはご存知ですか?BMWのモデル名に、ある一定の法則があることを。また1972年のコンセプトカーで、今日では当たり前となった運転支援システムのテストが行われていたことを。BMWの歴史にまつわる興味深い事実を、一緒に紐解いてゆきましょう!

2025/4/15

※このページで使用している画像・動画は日本仕様とは異なります。また、オプション装備等を含む場合があります。

生粋のBMWファンにふさわしい話をご紹介しましょう。BMWはその歴史の中で(➜ 詳しくはこちら:BMWという名前の歴史を紐解く)象徴的なモデルや数々の画期的な新技術を生み出してきました。車両開発やデザイン、モータースポーツ、限定モデル、そして時代を超えた建築物を見れば、BMWの重要な節目を振り返ることができます。あなたのBMWに関する知識を試してみましょう!BMWにまつわる、以下の事実をすべて耳にしたことがありますか?

ご存知でしたか?実は…BMW本社ビルのフロアは、吊り下げられているのです。


この前衛的なビルは(➜ 詳しくはこちら:50周年を迎えたモダニズム建築、4シリンダービル)ウィーンの建築学教授カール・シュワンツアーにより設計され、革新的な持ち上げ方式を用いて建築されました。建築の根底にあったのは、慣習に囚われないアイデア。それは、ビルの中心部に水平に設置された支柱を、各シリンダーに繋がれた約100本のスチール製ロッドとの固定ポイントとして利用するというものでした。この支持方式により、従来はコンクリートを流し込んで地上から上方向に建てられていたフロアを、上から吊り下げることが可能となったのです。この画期的な建築方式のおかげで、社屋は22か月後には竣工し、1972年のミュンヘン・オリンピックに間に合いました。

BMWのモデル名には、一定の法則があることをご存知ですか?


1972年の初代5シリーズ登場に合わせて、名称だけでどのようなクルマかが分かるような、新たな命名法(➜ 詳しくはこちら:BMWについて)が導入されました。この名称は3つの文字で構成され、1つ目の文字がシリーズを、2つ目と3つ目の文字が動力に関する情報を表します。

当初はエンジン排気量をそのまま利用していましたが(例えば、「318」は1800 cc のBMW 3シリーズ)、まもなくインジェクションの「i」、4輪駆動の「x」、ロング・ホイールベースの「L」という3つの文字が登場しました。1972年時点では4種類のシリーズしか存在しなかったものの、3、5、6、7という数字を用いる仕様は「新たな伸びしろを生み出した」のです。

1970年代の終盤には、モータースポーツ仕様のモデル名の先頭に「M」を採用。その10年後には、ロードスターを指す「Z」が導入されました。また、BMW 初のスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)であるBMW X5の誕生に合わせて、大文字の「X」を追加。一方で「i」は、BMWにおける電動化時代を象徴する記号となりました。

イセッタは、BMW史上唯一の名前を持つクルマです。


初代モデルのBMW 3/15 PS以来、BMWのクルマは基本的に「ネームレス」でした。モデル名には数字が用いられ、アルファベットで情報を補うことが通例だったからです。その中でBMWイセッタは、この法則に当てはまらない特別な存在です(➜ 詳しくはこちら:BMW Isetta: the history of a saviour, icon, and everyday hero)(※リンク先は英語サイトです)。

イセッタという名前は、このクルマの開発元であるイタリアの自動車メーカーISO社に由来します。BMWはそのライセンスを取得して駆動系を変更し、後年にはデザインにも手を加えました。それでもなおオリジナルの女性名が残されたのは、1950年代に人々が抱いていたドルチェ・ヴィータへの憧れに、この名前がよく馴染んでいたからでしょう。

BMWイセッタ

1972年のBMWターボは、今日の運転支援システムの先駆けです。


BMWターボは、オリンピック・イヤーである1972年、コンセプトカーでありながら走る実験室(➜ 詳しくはこちら:知っておいてもらいたいBMWコンセプトカー)として発表されました。デザインを担当したのは、BMWのデザイン部門責任者であったポール・ブラック。このスポーツ・カーは極めてフラットな形状をしており、自己修復式のクラッシャブルゾーンやセーフティ・ステアリング、車体を一周するバンパー・ストリップ、そして印象的な発光ペインティングが採用されていました。

また、BMWターボには、事故が起こる可能性をドライバーに警告する機能も備わっていました。例えば、安全な車間距離が維持できなくなった場合に、ドライバーに通知するレーダー式の車間距離警告装置。2つのブレーキ回路用の圧力インジケーター、ブレーキ・オイルやブレーキ摩耗用の警告インジケーターなどです。同様の仕様を持つプロトタイプは、1972年から73年にかけて合計2台しか生産されませんでした。

1983年のF1カーには、通常のBMW 3シリーズのエンジン・ブロックが使われていました。


BMWは、ネルソン・ピケが乗るF1カーの4気筒エンジンに、従来のレーシング・モデルで実績のある技術を活用しました。この時のエンジン・ブロックは量産品で、「ノイエ・クラッセ」にも使われたものでした。

そして、BMWが世界大会を制した1983年には、多くのBMW 3シリーズのモデルにも搭載されました(➜ 詳しくはこちら:BMW 3シリーズ、7つの世代を巡る旅。)。エンジン・ブロックにはねずみ鋳鉄が採用されましたが、初期段階では材料のストレスを緩和するために、エンジン・ブロックを約100,000 km使用しておくことが重要でした。BMWはその後、人工的に経年変化を施すことで、そのプロセスを進化させました。

BMWは1979年の時点で、すでに水素を利用した駆動方式をテストしていました。


1979年、BMWはドイツ航空宇宙センター(DFVLR、現DLR)と共同で、BMW 520/4(1975年式)をベースとした、水素で駆動する初めてのテスト車両を開発しました。外見上はガソリン車とほとんど変わりませんでしたが、このクルマに搭載された4気筒エンジンは、ガソリンの代わりに水素で駆動したのです。

この実験により、エンジンでの水素利用が技術的に可能であるということが、早くも実証されました。こうして、水素が駆動方式の選択肢となる未来への礎が築かれたのです(➜ 詳しくはこちら:未来のモビリティに向けたパイオニア精神)。

BMW Hydrogen、BMW 520/4

BMWヴェルトの屋根は、ベネチアのサン・マルコ広場を覆えるほどの広さがあります。

14,000 ㎡を超える面積を持つBMWヴェルトの屋根は、かの有名なサン・マルコ広場をゆうに覆ってしまえるほどの広さがあります。施設内にある長さ269 mの橋は、バイエルン州で最も長い自立橋です。2つの円錐が組み合わされた印象的なデザインには、1,000 t以上の鋼材と、一点物のガラス製パーツが900種類以上使われています。

BMWは2007年の「Project i」の立ち上げからすでに、エレクトロモビリティの再検討を行ってきました。


エレクトロモビリティに関するBMWの転換点は、1972年の1602 Electricや、1991年のBMW E1(ピュア・エレクトリック・ドライブを目指した特別開発車)にまで遡ります。「Project i」が特別な理由は、プロジェクト・チームに対し、モビリティについて再検討することで既存の枠組みを打ち破る機会が与えられていたためです。2007年に開始されたこのプロジェクトの成果を基に開発されたBMW i3は、2013年の発売当初、BMWグループで最初にして唯一の完全電動量産車でした。開発中は、バリュー・チェーン全体を通してサステナビリティを最大化することも重要なテーマとなっていました。

特別モデルをわずかな台数しか生産しないのは、BMWの伝統の一環です。


アニバーサリー・イヤーである2022年に発表されたBMW 3.0 CSLに続き、BMWスカイトップ(➜ 詳しくはこちら:BMW Skytop: the magic of exclusive moments)(※リンク先は英語サイトです)が限定生産の特別モデルとして発表されました。BMWは、小規模のシリーズで夢の自動車を形にすることを伝統にしており、M3 European Champion Edition(1988年)やM3 CSL(2002年)、スタインウェイ&サンズに着想を得たBMW Individual 7シリーズのスペシャル・エディション(2010年)、BMW 760i Sterling(BMW IndividualとROBBE & BERKINGとのタイアップ、2013年)などのモデルがその好例です。

1994年のBMW 7シリーズが、ステアリング・ホイールの上に直接ボタンを搭載した最初のBMWです。


この業界ではおなじみの、モータースポーツが革新技術の先駆者となった例です。1980年代後半のF1で、ドライバーが操作可能なコントロール・スイッチを備えたステアリング・ホイールが初披露されました。そこでBMWも、ステアリング・ホイールから主要な機能を直接制御できるようにすれば、これ以上ないほど直感的な操作が実現すると考えたのです。その皮切りとなったのが、1994年のBMW 7シリーズ。ドライバーは、スピーカーの音量やオーディオ・ソース、クルーズ・コントロールをステアリング・ホイールから直接操作できるようになりました。

Author: BMW; Art Direction: Verena Aichinger, Madita O'Sullivan; Photos: BMW

私たちのブランド、私たちのストーリー。

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