サウンドの未来へ。カーマニアがハリウッドにやって来た。

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映画の中では音響効果として作られることが多いクルマの運転音ですが、BMW i4には、ハリウッド映画を代表する作曲家、ハンス・ジマーが制作した電子ドライブ・サウンドが搭載されています。カーマニアのスーパーカー・ブロンディが、ロサンゼルスでジマーと会い、BMW i4のドライブ・サウンドを体験しました。

2022/4/5

映画に必要なものといえば、ライト、カメラ…そして音楽です。ロサンゼルスのような大都市には、さまざまな音があふれています。人やクルマの往来、波の音、風にそよぐヤシの木の音、ストリート・ミュージックなど、街の中の物音や喧騒が奏でる音は、まるでオーケストラのようです。

それが、BMW IconicSounds Electricです。

スーパーカー・ブロンディが、ハンス・ジマーとともにBMW i4を体験


「サウンドは、いつも私たちのそばにあり、私たちを突き動かすものです。サウンドは、いつも特別なエモーションに私たちを与えてくれます」とアレクサンドラ・メアリー・ヒルスキーは言います。スーパーカー・ブロンディとして知られるヒルスキーはドバイに暮らし、世界で最も成功した自動車系インフルエンサーです。ヒルスキーは、世界のあらゆる場所で体験したエキサイティングなクルマのテスト・ドライブを、ソーシャル・メディアに投稿しています。血管にガソリンが流れていると言われるほどのカーマニアである彼女は、今、カリフォルニアでしびれるような感覚を味わっています。というのは、スーパーカー・ブロンディは完全に電動化されたBMW i4に乗り込み、ハンス・ジマーを迎えに行くところだからです。40年近いキャリアを持ち、200本以上の映画やテレビのプロジェクトに携わってきた作曲家のジマーは、アカデミー賞に11回ノミネートされ、『グラディエーター』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』、そしてアカデミー賞を受賞した『ライオン・キング』などの大ヒット作品のサウンドトラックで知られ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『ブレードランナー2049』『DUNE/デューン 砂の惑星』といった続編やリメイク版の作曲も手掛けています。

しかし、クルマのドライブ・サウンドの方向性を決定づけるのは、クルマそのものです。ジマーは、太陽が降り注ぐロサンゼルスのストリートで、この新型電気自動車に、どのようなサウンドをまとわせたのか、ヒルスキーに教えてくれることでしょう。

これが、サウンドの未来。

電気自動車は、高い快適性と静粛性が特徴ですが、内燃機関がないため、走りへの情熱が感じられないと考えられがちです。しかし、それは事実とはまったく異なります。ゼロ・エミッションの走りがもたらす、駆けぬける歓びの未来(➜さらに読む:BMWとその歴史)には、BMWならではのスポーティさがあるのです。このドライビング・エクスペリエンスは、ダイナミックなドライビング特性だけでなく、エモーショナルでパワフルなサウンド・エクスペリエンス(➜さらに読む:スピーカー・テストに最適なベスト・ソング※リンク先は英語です)も表現されます。そのサウンドが、BMW IconicSounds Electricなのです。

この特徴的なドライブ・サウンドは、ハンス・ジマーと、BMWグループのクリエイティブ・サウンド・ディレクターであるレンツォ・ヴィターレのコラボによって生まれました。これにより、駆けぬける歓びを五感すべてで体験できるようになります。

ハンス・ジマーは、これまで映画の音響効果として、クルマのサウンドを何度も開発してきした。そのサウンドはクルマらしいものでありながらも、実際には純粋な作りものでした。これに対し、BMW i4のドライブ・サウンドは、よりリアルで、未来のサウンドトラックを想起させます。ジマーに言わせれば、サウンド、喧騒、ミュージックはすべてエモーションを表現するものなのです。そして、そのエモーションが、人の心を揺さぶるのです。それでは、今回の新しいサウンドトラックはどのようにして作られたのでしょうか?映画音楽の作曲と同じで、語られようとしているストーリーを感じ取ることが必要だ、とジマーは明かします。そうすることで、音響のシナリオが彼のイマジネーションの中に自然と浮かび上がってくるのです。「私の頭の中で、サウンドが新しい世界を作り上げてくれます」。

トーンこそが個性を決定づけます。それがキャラクターに、さらにエモーションと深みを与えてくれるのです
ハンス・ジマー

それが、BMW IconicSounds Electricです。

インテリジェント・サウンド

「BMWのモデルには、それぞれに独自のキャラクターがあり、ドライブ・サウンドにもそのキャラクターが反映されています」とジマーは言います。「そこで、私たちはエモーショナルなドライビング体験を特に強調し、ドライビング・パフォーマンスを高めるような電動BMW Mモデル専用のドライブ・サウンドを開発しました」ジマーはすでにBMW電気自動車モデルの刺激的なサウンド開発の経験があり、そのサウンドは、スタート/ストップ・ボタンを押した瞬間から、電気の走りへの期待を掻き立てるものになっています。現在、彼が制作したサウンドには、BMW iXとBMW i4用のものと、M仕様のBMW i4用のものがあります。


アレクサンドラ・ヒルスキーもハンス・ジマーも、BMW i4に乗るのは初めてです。BMW i4のサウンドを作ったジマー本人も、実際のクルマでサウンド・テストを行うのは、これが初めてでした。自分の作品が実際に使われるのを聴くのは、特別な感覚です。「デザイン、ドライビング、サウンドのこのような融合は本当に素晴らしいです」スーパーカー・ブロンディも同じ意見です。試乗しているBMW i4のハンドルを握った感覚が素晴らしいだけでなく、これらのクルマの背後にいる人々と会い、知り合えることがさらに素晴らしいことだと、彼女は言います。

ヒルスキーは、BMW i4の曲線的なディスプレイが、新次元を拓くものだと感じています。「私には、この曲線的でエレガントなスクリーンは、未来の幕開けを連想させます」彼女はまた、映画とクルマには、サウンドに類似点があると考えています。「サウンドや喧騒は、特定の場所や特定の思い出に私たちを連れて行ってくれるものです。サウンドはエネルギーを与えてくれるものなのです」。ジマーは、「テクノロジーからインスピレーションをもらうことがあります」と打ち明けます。電子サウンドを扱う彼にとって、それは自明のことでした。「『バットマン ビギンズ』と『ダークナイト』を手掛けている際、ゴッサム・シティのサウンド・テクスチャや音響アイデンティティ、バットモービルの特徴的なサウンドを開発しましたが、今回もそれと同じように、新たなサウンドを完成させることができました」。

どちらの場合も、テクノロジーの進歩を日常生活に組み入れ、それを体験すること自体がアートであると言えます。映画は五感すべてで体験すべきものであり、BMWの「駆けぬける歓び」も同様です。BMW i4は、乗車時のドライバーの要望に合わせたパーフェクトなサウンドトラックを提供します。

記事: Markus Löblein; 画像: BMW; 動画: BMW