霊峰富士、八ヶ岳、南アルプスなどの山々に囲まれた山梨県。総面積の86%が山地という特徴的な地形に、訪れる人を魅了する豊かな自然が息づいている。かつては良質なシルクの産地としても知られた歴史あるこの地で、花の生産をする園芸家の石原玄太さん。BMWの次世代電気自動車iXとともに絶景をめぐる旅に出た。


甲府盆地の山沿いにある山梨の園芸農家 「石原園芸」とは
石原園芸は1981年に創業した、山梨県中央市に花苗や野菜苗、鉢花(鉢植えの花)栽培の花卉(かき)生産者。土地面積1.3ヘクタールほどの高低差のある敷地にある畑と温室に、花苗、鉢花(鉢植えの花)、家庭菜園用の野菜苗、観葉植物などを生産。地域の道の駅や、関東から関西までの市場や園芸店などに出荷している。


新しいことにも挑戦。植物と向き合う、石原さんの1日


石原玄太さんは2代目として、切り花やドライフラワーの生産に挑戦するなど、主に花苗を生産してきた園芸家にとって、新境地の植物栽培に取り組んでいる。植物の栽培は日照や気温など気候の変化に敏感な仕事。石原さんのまなざしは毎日の仕事の中でわずかの変化も見逃さない。撮影時には、愛猫ハルちゃんが寛ぐ通年最適な温度に保たれた温室で、トコナツナデシコが出荷間近だった。
露地の畑で栽培した花でドライフラワーの販売も開始
玄太さんの祖父が以前〝お蚕さん″を育てていたという、使われなくなっていた養蚕場だった場所を2021年、ドライフラワーの乾燥と作業部屋に改装。きれいな花を長く楽しんでもらいたいという思いから、知人に手ほどきを受けつくりはじめた。露地の畑で栽培した切り花は、収穫してから2〜3週間自然乾燥をさせてドライフラワーになる。現在は、アマランサス、アジサイ、ニゲラ、ラークスパー、アンモビューム、ヘリクリサムなど、シーズンには常時10~20種類ほどのドライフラワーが出荷を待つ。




作業が終わったら、BMW iX xDrive40に乗って富士五湖へお出掛け
大容量収納のトランクはキーを身につけているときにハンズフリーでトランクリッドを開けることができる「オートマチック・テールゲート・オペレーション」で、荷物で手がふさがっていても楽々積荷ができるのもうれしい。
BMWの代名詞である「キドニーグリル」。iXではその内側にカメラやセンサー、レーダーテクノロジーを組み込み、安全なツーリングを見守ってくれる。インテリアにはサステイナブルな視点から、オリーブの葉の抽出液でなめした上質なレザーを使用するなど環境への配慮も忘れない。


富士山をバックに最先端の電気自動車を体感
山道や湖沿いを移動するごとに富士山が山影や木立に見え隠れする。生き物のように刻々と変化するその姿はまさに雄大そのもの。ダッシュボードに仕込まれたヘッドマウントディスプレイで、フロントウィンドウのドライバーの視線内に速度などの情報を表示。パネルディスプレイに目線を移動せずに安全に計器類を視認することができる。
「ハンドルに手をのせているだけでキビキビと走る走行性能が心地よく、六角形のステアリングホイールも疲れにくいですね。それとEV車ならではの、風を切る音も車内にいると感じないほどの静かさで、息子の葉もぐっすり眠っていました」と、石原さんは優しく微笑む。




河口湖が一望できる大石公園へ。SIWAの直営店に立ち寄り
休日は家族と河口湖畔の大石公園へドライブ。県外から訪れる人も多い湖畔越しに富士山を真南に臨むことができる人気観光スポットだ。
石原さんが手にするSIWAのバッグ ラウンド(4400円)は、大石公園に隣接する富士大石ハナテラスにあるSIWAのアイテムがフルラインアップで揃う「めでたや」で手に入れたもの。「和紙という昔からある素材を開発し展開する商品数に、こんなにも可能性が広げられるんだと、同じ山梨県民としてうれしく思いました」と石原さん
園内には展望施設や小川が流れ、絶滅危惧種の昆虫などのモニュメントが見られるエリアもあって、小さな子どもも大興奮。
最後は浜辺まで近づける富士山ビュースポットで記念撮影
世界遺産富士山の構成資産である西湖と精進湖は、富士山の雄大な姿を湖面越しにみられる癒しスポット。東洋のスイスとも評される精進湖では、富士の手前の大室山を優しく抱きかかえているように見えるその姿から「子抱き富士」と呼ばれ、湖面越しに望める「他手合浜」でBMW iXとともに家族写真を。
透明度の高い西湖は、青木ヶ原樹海と足和田山の稜線越しに富士山を望むことができる、ヒメマスも生息するという。
穏やかに過ごしたい親子水入らずの家族とのツーリングの大切な時間。そんなドライブのひとときにもBMW iX xDrive40は自然に寄り添ってくれる。
プロフィール


石原園芸・石原玄太さん
1981年に創業した石原園芸の2代目。大学で農業を学んだ後渡米、帰国後に園芸店で経験を積み、家業の石原園芸を継承し、職人気質の実直な生産者ながら世の中のニーズに合わせて、多彩な植物の栽培に挑戦している。
<クレジット>
text=Takashi Kato
photo=Ryusuke Honda(bird and insect ltd.)
movie director/editor=Shuma(bird and insect ltd.)
cinematographer=Daisuke Abe(bird and insect ltd.)
music=Go Hiyama(echoes breath)
今回訪れた場所
石原園芸
住所:非公開
Instagram:@ishihara_nursery
大石公園(河口湖自然生活館)
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585
URL:www.fkchannel.jp/naturelivingcenter
めでたや
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石1477-1
富士大石ハナテラス内
URL:https://onao.co.jp/shops/kawaguchiko.html
西湖根場浜(さいこねんばはま)
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖
精進湖(しょうじこ)
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町精進483