

個人的には、BMWのポテンシャルは圧倒的だと思っています。申し分ありません。そのうえで、X7はハイグレードなクラスですし、あらゆる点でラグジュアリーです。まず、シートの高級感が素晴らしいですね。一般的なセダンよりも、シートが5~6cm大きくて座席が体を包みこんでくれるのですが、それがとても心地いいんです。
一度座れば、ドライバーを疲れさせないよう、様々な工夫がなされていることがわかると思います。高速道路での長時間移動も、まったく疲労感を感じさせない機能性の高さを備えています。仮に渋滞に巻き込まれたとしても、自動運転機能があるので、そういった面でもストレスフリーな1台です。




まとめると、X7 M60iは、かっこよくて、操作性も抜群で、疲れも軽減してくれるし、車内もラゲッジルームも広いし、窓が大きくてルーフもあるから開放感もあるし、マッサージ機能や温度を調整してくれるドリンクホルダーみたいなあると嬉しい機能もたくさん搭載していて、そして音響も完璧、さらに言えば鍵までスタイリッシュという……本当に非の打ち所がない1台ですね。X7は、最強の車になったんじゃないかと思います。


ひとつ付け加えると、X7は子育て世代にも、ぜひおすすめの1台だと思います。最近は、車の用途に家族の時間が加わったことで少し視点が変わりました。また、友人の話を聞くなかで、小さな子どもを車に乗せたり、子連れでどこかに行ったりする際に、“あると嬉しい空間”があることも知りました。
例えば、チャイルドシートを載せた時の広さやたくさんの荷物に加えてベビーカーを載せるためにはある程度のスペースが必要だったり、ラゲッジルームのトランクを開ける手軽さが重要だということ、車内で子どもの世話をするためには、後部座席にそれなりの広さがあった方がいいことなどですね。
X7は、僕がイメージしていた“子育てであると嬉しいこと”を全部満たしてくれる車だと思いました。






僕は、運転自体も大好きなので、コンサートに向かう時に好きな曲を流して、気分良くジェスチャーコントロールで音量を調整したりしながら、音楽と運転という自分が大好きなことが掛け合わされている時間を楽しんでいます。そういう時間は、本当に尊いひとときだなと思います。
ほかにも、車の中で聴いた音楽と見た景色が繋がる瞬間がよくあって、例えば、夕焼けの中せつない曲を聴きながら帰った日のことを、別の機会にその曲を演奏した時に、「あの日の夕陽はきれいだったな」と思い出すこともあります。






プロフィール
ピアニスト/指揮者・反田恭平さん
高校在学中、史上最年少18歳で日本音楽コンクール優勝を果たし、2016年のデビューリサイタルでは、2000席のサントリーホールが完売。
2021年には第18回ショパン国際ピアノコンクールで日本人では51年ぶりに最高位の2位に輝いた。
現在は、ウィーンを拠点に国内外で演奏活動を展開している。
演奏以外にもオンラインサロン「Solistiade」を主宰し、奈良を拠点にジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社を運営するなど、多彩な活動を展開している。
今回訪れた場所
かつしかシンフォニーヒルズ
東京都葛飾区立石6-33-1
https://www.k-mil.gr.jp/
代官山 鳳鳴館
東京都目黒区青葉台2-2-5
https://homeikan.jp/
ピアニスト/指揮者・反田恭平さん『FREUDE,forever -先駆者が見た景色-』【TBS】
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