モデル/環境アクティビスト・小野りりあんさんの、“未来にとってたいせつなもの”とは

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BMWブランドキャンペーンTVCMのキャスト、モデルの小野りりあんさん。子どものころから環境問題に関心を持ち、現在は環境アクティビストとしても精力的に活動しています。今回、BMWの “たいせつなものと未来へ”というテーマを、彼女のサステナブルな未来づくりへ向けた行動で表現するため、出演をオファー。 その彼女に、さまざまな活動を通して考える“未来にとってたいせつなもの”と、そのためにとるべきアクションについて語っていただきました。

2021/6/30

インタビュー動画

かっこいいイメージだけでなく、環境問題に対しても先進的なBMW。

今回このブランドムービー の出演オファーをいただいたとき、私は気候アクティビストとしても活動しているので、BMWさんのCO2排出削減目標がいつまでにどれくらいなのかがまず気になりました。自動車業界においてCO2を排出する車が減っていくことも、温暖化の解決にとてもたいせつだと考えているからです。

そこで、BMWさんがどのくらいサステナブルな未来に向けて車をつくっている企業なのかなどをリサーチしました。その結果、自動車メーカーのEV(電気自動車)の生産量が他社は7~8%といわれるなか、BMWさんは13%と抜きん出ていることが分かりました。さらに、環境問題に対してかなり野心的な目標を立てていることも知りました。

もともと、BMWに対しては、ドイツのブランドで、車のつくりがしっかりしていてかっこいいというイメージでしたが、環境問題に対してリードしている企業だと知って応援したいと思い、今回オファーを受けさせていただきました。

自然を求めて旅する、クルマでの移動空間。

私にとって車での移動は、自然を味わいに出かけるための、特別な旅の手段です。プライベートな空間なので、景色を楽しみつつ、歌を歌いながら移動できるのが好きな要素のひとつで、そんな旅をしたいときに乗っています。

BMWの車でどこかへ行くなら、私は普段出かけるとき、どの移動手段が環境に優しいかなどを考えているので、BMWの“EV” に乗って、気候変動の問題に対して県単位でリードしている長野県に行きたいです。

長野は、CO2排出量削減の目標を達成するための具体的な数値を出し、その達成を目指して家庭のソーラーパネルのシステム導入を促進したり、省エネのための断熱の普及に力を入れています。

このように町をあげて持続可能な未来にシフトする動きが出ているので、そういった事例を現地で学んで発信することで、ほかの地域の人たちも活動しやすくなると考えています。

子どものころから身近だった、環境問題。

私が環境問題に興味を持ったきっかけは、北海道で育ちすごく自然が好きだったこと、また、母の友人の活動家の人達から、世界で起きている自然破壊や人権問題などについて学ぶことが、子どものころからあったことです。それらを聞いたときすごく衝撃的で、将来はそれに対して何かできる人になりたいと思っていました。

デンマークの学校に進学してからさらに環境問題に興味を抱くようになり、本格的に、気候変動に対して今立ち上がらなければと強く意識したのは、2019年の秋に、アマゾンの熱帯雨林の火災の火が消えない、というニュースを知ってからです。

恐れていた未来が現実になりつつあることを自覚し、日々自分が楽しめていることが、今何もしなければいつか消えてしまうと感じました。そして、今なら間に合うのであればどうすればいいのかを考え始めました。それから、気候変動を軸に、すでに活動している人たちに話を聞いたりして、環境活動に関して学びながら、活発的に情報発信を始めたのです。

未来づくりのために、まず自分ができることを。

私は、環境アクティビストの活動の一つとして「アクティビストハウス」の運営を始めました。海外では、住み込みで一緒に環境問題に取り組んでいる人たちがいるのですが、日本ではまだあまり例がないので、まず自分が実践してみせるのが大事だと思ったからです。

今は、持続可能な未来づくりに関心がある人たちと一緒に住んだり、それらを行おうとしている色々なチームとコラボしたりしています。社会を変えるには色々な人たちの力が必要なので、役割分担をして実践する日々です。

このように、本気で社会を変えたいと思っている人たちと一緒に手を取り合って活動していくことで、明るい未来をつくることができると考えています。

大人を本気にさせる、若い人たちの強い意志。

私が運営に携わっている「アクティビストハウス 」や「スパイラルクラブ」には、若い人たちも集まってくれています。彼らには、今変えないと自分たちの未来がないという、当事者意識と危機感を持って自分たちができることをする、強い意志を感じます。

そして、その現状を変えたいという若い人たちの気持ちが、社会をリードしている私たち大人にしっかり届き、みんなが本気になって行動していくことを期待しています。

また、今現在すでに、気候変動の影響で甚大な被害を受けている発展途上国の人たちにも思いを馳せ、先進国の私たちが何ができるかを考えて、思いつく限り企業やメディアにアプローチしたり、情報発信をしています。このままの未来に、私自身本当に危機感を感じていますが、同じ意識を持って活動している仲間たちとだったら、一緒に未来を変えられるのではと、希望を抱いてます。

これからの未来に、クルマに求められる役割。

車は、製造過程でも利用時も環境負荷がすごく高いので、どうすればその負荷を減らしながら、限られた資源を無駄にしないで発展していけるかを考えることが大事だと考えます。

日本では2015年から個人でもカーシェアリングがスタートしました。シェアリングでは、ほかの人やコミュニティとの接点ができます。人との出会いは自分を成長させ、そこで生まれる喜びは大きいので、そういうものを生む役割が車にはできると考えます。移動手段としてたいせつな車だからこそ、価値観を変え、これまでにない視点で発展していくことがたいせつだと思います。

これまでの大量消費でなく、資源が有限であることを理解して、持続可能な社会にシステムを変えていくこと。そういった社会を築いていくときに、自動車業界が大きな役割を果たせるのではと考えます。地球にやさしい、再生可能なエネルギーを使った車が普及する未来を、私は期待しています。

明るい未来のために、今できること。

未来に対してポジティブなビジョンを持ち続けるには、今の地球がどれほどまずい状況かをまず知ることが必要です。その上で、この状況をどうやって変えていき、誰もが幸せな未来をつくれるかを描くことが大事だと思います。

そのためには、今の社会に必要ないのに未だにある、環境に優しくない文化などに対してしっかりNOと言い、それを止めることが重要です。一方で、環境に優しい未来づくりに必要なものに対しては、きちんとYESと言うことも同じくたいせつだと思います。

気候変動の問題に対しては、まだみんなどこか将来のことと考えがちですが、現在進行形ですでに起きている危機的状況です。異常気象によってたくさん亡くなっている途上国の人たちを取り残さずに、私たち先進国の人間がいかにリードしていけるか、というマインドを持つことが大事だと考えます。

また、車も含め、ものづくりにおいては、何をつくるかより、どうつくるかに視点をシフトしていくことが必要だと思います。それらを、一人じゃなくみんなでポジティブに、対話しながら行っていくこと。それがいい未来をつくっていくと思っています。

未来にとってたいせつなものが、 今後も存在し続けるために。

私には、子どものころからの夢があります。色々な人たちのあるがままの姿を素敵だなと思うし、自然やアートも好きなので、将来、多種多様な人々や生き物と生活することを楽しんでいる、おばあちゃんになりたいです。

今愛おしいと思うものや瞬間を、今後も存在し続ける未来をつくること。それが私の未来にとってたいせつなものです。

プロフィール
モデル/環境アクティビスト・小野りりあんさん

青森県生まれ、札幌育ち。環境活動を行っていた母の影響もあり、地球環境について身近な生活を送る。14歳からモデルを始め、モデルとして活躍する一方で、環境アクティビストとして活動。ウェブメディア「Spiral Club」、アクティビストハウス「the roots」、オンラインプラットフォーム を「Green TEA」を設立。

http://spiral-club.com/lillian/

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