

運転に集中できる、
118d M Sportの安定感と遮音性。
仕事柄、旅が多く、車を運転する機会も多いです。今回試乗させていただいた118d M Sportは、コンパクトなつくりなので、都心の狭い道でも心配なく走れる印象でした。安定感、安心感が抜群ですね。
友人の心理学に詳しい僧侶に聞いた話ですが、創造性が高まる脳の状態になるためには、じっとしているより、たとえば皿洗いや掃除、ドライブなど、少し何かをしている方がいいらしいんです。この車の、運転に集中できる安定感と街の喧騒から切り離される遮音性は、非常に素晴らしいと思います。お堂のように物思いにふけりやすく、雑念がわかず思考を巡らせるのにピッタリだと感じました。


目まぐるしい日々のなかに、
自分と向き合うひとときを。
みなさん、お寺というと、少し構えるんですよね。特別な日じゃないと行っちゃいけないのかなとか、きれいな格好をしていないとお堂に入れないのかなとか。けっしてそんなことはないので、お寺が、もっと気軽に立ち寄れる場所になれたらいいなと思っています。
加速し続ける社会のなかで、常に手元のスマホなどから情報が入ってくるというのは、無意識でも疲弊します。お寺に来て僧侶と話すことで、少しだけ立ち止まって自分を見つめ直す時間をつくることは、現代人におすすめです。
リフレッシュできる、
日常のなかの非日常空間。
また、「肩肘貼らずに、でもシャキッとできる」そんな場所が日常にあると、人生にメリハリがでると思います。そういった意味でいうと、BMWの車のドアは日常と非日常の境界線のようでもありますね。BMWのような高級車は、ハードルが高いように感じていましたが、リセットできる空間に身を置けると思えば、よき投資とも考えられると思いました。普段と違う時間が流れている場所という観点で言えば、BMWもお寺に似た機能があると言えるかもしれません。


未来を見据え、
いまできる環境づくり。
いまの時代は、あらゆることのスピードが速くなりました。政治も経済も1年と言わず四半期、数日で大きな変革が起きます。いまを生きるのに必死なばかりでは、たとえば次世代のために木を植えることもできません。一方、仏教は100年、1000年というロングタームの中で存在してきました。お寺はそうした単位で時代をつないでいく存在として、次の世代のために超長期的な事業の担い手になることができるのではないかと思っています。
未来にたくさんの選択肢を残すような環境をつくっていくこと、たとえば、自然環境を守る、人の心の平穏を守る、多様な価値観を受容して伝える、そういう普遍的ですが誰かがやり続けなければならないことに、お寺は貢献することができるのではないかと思っています。
受け渡されてきた想いを、
次の世代へ。
私が日頃たいせつにしていることは、“未来の世代に何を残していけるか”を考え行動していくことです。先日、台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タン氏とお話する機会をいただいたので、私は、「いまを生きる人類にとってたいせつなことは?」と質問をしました。タン氏の答えは、「いかにしてより良き祖先になれるか」でした。最先端の文明を知る人の考えと、数千年前から存在する文化の発想が同じということは、やはり人の営みの本質は変わらないのだと思います。
私たち自身も、100年前の人たちから見れば未来世代の人間です。様々な恵みが過去から受け渡されてきて、いまがあります。先人たちから託された時間を楽しみ、しっかり生ききることはもちろん、自分たちもいま手にしているバトンにこの時代の良さを足して、次の世代の人にどう渡していけるか。そのことに全力を尽くしたいと思っています。


プロフィール
現代仏教僧・松本紹圭さん
僧侶。2010年、海外でMBAを取得。住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」の開講や、全国の僧侶と対談する「テンプルモーニングラジオ」の配信、「産業僧」として企業向けに1on1対話を提供するなど、次世代に向けた現代仏教の在り方を多方面から追求している。
今回訪れた場所
光明寺
住所:東京都港区虎ノ門3-25-1
URL:http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html
大安寺
住所:東京都港区西麻布2−24−23
URL:https://daianji.localinfo.jp/
/現代仏教僧・松本紹圭さん
『Go NEXT ―未来へ駆けぬける―』【TBS】
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