

運転が特別な体験になる、
X5の静粛性と操作性。。
私が住んでいるマンションは、BMW所有者の方が多くて、実は勝手にBMWに親近感を抱いていたんです。でも私自身はBMWはおろか輸入車にすら乗ったことがなかったので、今回の試乗をとても楽しみにしていました。
乗った第一印象は、「街の喧騒から遮断される」感じですね。あまりにも車内が静かだったので、試乗したX5がディーゼル車と聞いてとても驚きました。操作性もさすがの一言です。なかでも、ハンドルの柔らかさ、ブレーキの踏みやすさ、フロントガラスのディスプレイ表示の見やすさは、運転を“特別な体験”にまで引き上げていると感じました。
忙しい日常に向き合うための、
クルマで過ごすリセット時間。
自分にとって車は、ふとした瞬間に“日常から離れさせてくれる大事なツール”です。ひとりで考えたい時間や家族との団らんの時間は、車があることでうまく日常の中に確保できているような気がします。
例えば、ひとりでリフレッシュしたい時は、夜明け前に家を出発して海を目指して走るのですが、こうした時間に左右されない活動は、車だから実現できることだと思います。都会から離れて自然に触れるだけでもエネルギーをもらえますし、潮風を感じながら何も考えず「無」になることで、また新たな気持ちで日常と向き合えるので、数年前からそういう時間を作るようになりました。その時間を忙しい日々の隙間時間に確保できているのは、本当に助かっています。


クルマのおかげで充実する、
家族団らんのひととき。
一方で、家族だけのコミュニケーションの時間も車が演出してくれています。私は、妻と娘と一緒にドライブをする時間が何よりも幸せな時間なのですが、例えば、アクアラインを走りながら海ほたるを目指すような、みんなで同じ景色を楽しみながら、お互いの近況を話し合うような時間は、車という移動するプライベート空間だから作り出せるひとときだと思います。個人的な“気持ちのリセット”と“家族との思い出作り”という、まったく違う人生の時間を車のおかげでうまく楽しむことができています。


BMWに乗って深まった、
クラフトマンシップへの敬意。
今回、BMWに乗って感じたことのひとつに、“職人仕事のきめ細やかさ”があります。ドイツと日本って、真面目な国民性が似てますよね。ものづくりに対してすごく真摯な印象を受けました。私が運営している「SEAL」というブランドは、廃棄素材をリサイクルして再び商品として販売しています。いまは主に廃タイヤのチューブを使った製品が多いのですが、そういう一般的ではない素材を前にしても、職人さんたちは、「どうすれば素材の良さが最大限発揮されるのか」「どう加工すると使いやすいのか」ということを追求し続け、さらに一歩進んだアイディアを出してくれます。BMWに乗りながら、この車を作った方々へのリスペクトと同時に、いつも一緒に仕事をしている職人さんたちへの敬意を深めていました。


長期目線で醸成していきたい、
環境への意識。
環境にまつわるビジネスをしながら一番思うのは、「環境に貢献すること」が、数年単位ではなく数十年単位の長いスパンで考えないと形になりにくい難しさです。常に張り詰めていると疲れてしまいます。だから私は、無理せず楽しみながら「環境を意識すること」が当たり前の共通認識になっていけばいいなと思っています。「SEAL」のアイテムも「リサイクル素材だから使おう」ではなく、「知らずに選んでいたらサスティナブルだった」ぐらいの感覚で使っていただくことが理想的だと思っています。環境問題が差し迫ったものである危機感は抱きつつも、問題に取り組む人が疲れてしまっては本末転倒です。環境にやさしいデザインを提案しながら、人にやさしい環境との向き合い方も提案していけたらいいなと思っています。


プロフィール
モンドデザイン代表・堀池洋平さん
2006年、廃材を使った製品を作ろうと、26歳で株式会社モンドデザインを起業。破棄されたタイヤチューブに着目し、バッグや財布の材料としてリサイクルするブランド「SEAL」を立ち上げる。エコでありながら耐久性に優れ、使う素材によって表情を変える唯一無二のプロダクトが魅力。
今回訪れた場所
SEAL 表参道本店
住所:東京都港区南青山5-17-12 リオン南青山1階
https://www.seal-brand.com/index.html
株式会社モンドデザイン
住所:東京都港区南青山5-17-12 リオン南青山3階https://www.mondodesign.jp/index.html
FLOAT
住所:〒152-0002 東京都目黒区目黒本町3丁目1−9
https://float.co.jp
/モンドデザイン代表・堀池洋平さん
『Go NEXT ―未来へ駆けぬける―』【TBS】
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