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川原伸晃さんが語るケアする時間の歓び川原伸晃さんが語るケアする時間の歓び

川原伸晃さんが語るケアする時間の歓び

記事を読むのに必要な時間:約0分
観葉植物を愛でるという文化を持続可能なものにするため、園芸の世界において新たな切り口で挑戦を続けるボタニカルディレクター・川原伸晃さん。スポーティで電気自動車の存在感を強調するBMW iブルーをまとうiX3 M SPORTに乗り、人生を豊かにしてくれる“ケアする時間の歓び”について語っていただきました。

2022/5/25

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“クルマ” を超える一体感を生む、
iX3の操作性。

iX3には本当に感動しました。後部座席の乗り心地も最高ですが、自分で運転すると、その素晴らしさが存分に感じられる1台だと思います。圧倒的な操作性が生み出す車との一体感が非常に心地よかったです。まるで、自分の手足のように、すぐ動けて、すぐ止まれる、というのは初めての感覚でした。ワンペダルで操作できる点がその感覚を強めていたのかもしれません。人は歩く時に「ブレーキ」を意識しないで歩きますが、加減速から停止までをワンペダルで実行可能な操作性は、それに近い身体感覚でした。やりたいアクションにすぐ反応してくれるというのは、それだけで安心感が増しますよね。iX3は私が知っている“車”という概念を超越した存在だなと思いました。まさに、乗る人を“おもてなし”してくれる1台ですね。

BMWにも通ずる、
先進性と伝統のバランス。

私は、「人が“おもてなし”を嬉しく感じる時」は、「真新しさ」と「変わらない部分」がバランスよく調和している時だと考えています。私の仕事でいうと「プランツケア」という新しい取り組みをしつつも、1919年の創業から受け継がれてきたいけばなや盆栽、園芸を大切にしていることがそれに当たると思います。先進的で革新的な試みをすると、人は惹きつけられますが、一方で、親近感が薄れてしまうこともあります。そうならないためにも、両方のバランスが大事だと思います。
BMWでいうと、「キドニーグリル」はまさにその象徴ではないでしょうか。「キドニーグリル」が、進化しながらもブランドを象徴するアイコンとして在り続けることで、ユーザーはそこに安心を覚え、「ここが自分の場所」だと愛情を抱き続けることができるのではないかと思いました。とても勉強になりました。

“駆けぬける歓び”を感じさせる、
 iX3の流線美。

BMWのコピー「駆けぬける歓び」は、私も仕事をするうえで大切なコンセプトにしています。 “駆けぬけている瞬間”というのは、客観的に見ると、“命の美しさが感じられる瞬間”だと思うんですね。私は、植物をより魅力的に見せるための要素として、“風を感じさせる造形”を意識して仕事をしています。例えば、枝を剪定する際には、どこにハサミを入れるとより心地よく風がぬけていくかをイメージしますし、いけばなをする際には、風の動きが感じられるような躍動感のある構図をイメージしながら花を生けていきます。人は本能的に、風を感じさせるデザインを「美しい」と感じる生き物なのではないかと思います。今回、それは車にも当てはまるのではないかと思いました。風を感じさせる流線形のフォルムをしたiX3は、とても美しいデザインだと思いました。

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実現したい、
持続可能なケア環境。

私の仕事は、環境と切り離して考えることができません。持続可能性を体現する宿命を背負っている職業だと思っています。園芸は、様々な業種が時代に合わせて変化をしていくなかで、良くも悪くも変わらずにここまで来てしまいました。植物を売ることを商売にする以上、多くのお客様に植物を購入していただきたいのは、誰しもが同じです。しかし、売った植物のアフターケアをする分野は、長年、おろそかにされてきました。アフターケアをするよりも、新しい植物を購入していただいた方が利益になってしまうという悲しい構造だったことも否めません。しかし、いまはもうそんな時代ではありません。私は、この構造を変えたいと思っていますし、真の意味で植物や園芸を持続可能な文化にしていくことが、人生のテーマだと思って活動しています。

植物や園芸を持続可能にするためには、植物をケアできる環境を作らないといけません。同時に、「植物をケアして愛し続ける」という考えも広めていく必要があります。現状は、植物を売る専門家はたくさんいますが、植物をケアする専門家はゼロに近い状況です。車に例えるなら、ディーラーはたくさんあるのに、修理店がほとんどないというような状況です。この不自然な状況を一刻も早く変えたいと思い日々活動をしています。近い将来、植物を手にする人が、当たり前にアフターケアを受けられる、または自分でできる、そんな社会を実現できればと思っています。

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人生を豊かにする、
“ケアする時間の歓び” 。

いまは、「プランツケア」をしている時が一番楽しい時間です。葉っぱを拭いたり、虫を取ったり、そういった植物のケアをしているすべての時間が何よりも歓びにあふれているなと感じます。おそらく、「長年愛される文化」の共通点は、“ケアする時間の楽しさ”なのではないでしょうか。例えば、車なら、洗車する時間、メンテナンスをする時間など、車のことを考える時間とそれに没頭できる環境があります。いずれ、植物も車のように、ケアする時間も楽しむ文化と環境が整えばいいなと思っています。素敵な物を買ってくることも楽しい瞬間ですが、それを愛してケアしていく時間というのは、人生そのものを豊かにしてくれる「たいせつなひととき」だと思います。

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プロフィール

ボタニカルディレクター・川原伸晃さん

1919年創業のいけばな花材専門店四代目にして東京生花株式会社の代表取締役社長。2005年、観葉植物専門店「REN」を立ち上げチーフデザイナーを務める。「活ける」=“植物をより良くあるように導くこと”を社是とし、販売だけではなく、悪くなってしまった観葉植物の下取りや再生といったサービスも手掛ける。観葉植物を愛でるという文化を持続可能なものにするため、園芸の世界において新たな切り口で挑戦を続ける。

今回訪れた場所

REN
東京都港区三田2-17-32 ハナモスタジオビル
www.ren1919.com

FLOAT
東京都目黒区目黒本町3-1-9
https://float.co.jp/

都心屈指の観葉植物専門店「REN」代表/ボタニカルディレクター・川原伸晃
『Go NEXT ―未来へ駆けぬける―』【TBS】

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