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藤原徹平さんが語る“家族と過ごす歓び”藤原徹平さんが語る“家族と過ごす歓び”

藤原徹平さんが語る“家族と過ごす歓び”

記事を読むのに必要な時間:約6分
建築設計のみならず地域産業再生によるまちづくりなど、これからの地域社会をつくる建築の可能性を探求し続けている建築家・藤原徹平さん。先進的なデザインや効率性、日常生活での優れた実用性が優れたかたちで融合したBMW M440i xDrive カブリオレに乗っていただき、建築のアイデアにもつながる“家族と過ごす歓び”について語っていただきました。

2022/6/29

M440i xDrive カブリオレの、開放感と好みのデザイン。M440i xDrive カブリオレの、開放感と好みのデザイン。
M440i xDrive カブリオレの、開放感と好みのデザイン。 M440i xDrive カブリオレの、開放感と好みのデザイン。

M440i xDrive カブリオレの、
開放感と好みのデザイン。

M440i xDrive カブリオレの試乗は、すごく気持ちが良かったです。オープンカーは、開放的でいいですね。家で言うところの縁側みたいな感じでしょうか。走っている間も、空や緑、風を感じることができ、環境と一体化している感じがしてとても心地よかったです。

外観も素敵だなと思いました。柔らかくて綺麗なフォルムをベースに複数の曲線でデザインが構成されていて、あえて統一していない感じが個人的には好みでした。

工芸品にも似た印象の、
緻密なクラフトマンシップ。

内装に関しては、入念に設計された音環境が素晴らしいと感じました。音環境って建築でもすごく大事なんですけど、M440i xDrive カブリオレは、吸音性が高い素材を使用しつつも、圧迫感がないつくりになっていて、また遮音性が高いのに、箱の中にいる感覚はまったくなかったですね。どちらかというと、優しい服を着ているような感覚に近かったかもしれません。おもしろい体験でした。

全体として、職人技で緻密に仕上げられていて、マシンというより工芸品に近い印象でした。全体的に細やかなつくり込みがしてあってすごくいいなと思いました。M440i xDrive カブリオレみたいな車だったら、ドライブが楽しいでしょうね。学生の頃、友人と一緒に車で全国津々浦々、建築を見に行く小旅行をしていたんですが、もしまた、そんな旅ができるなら、その時はぜひこの車で行きたいですね。

時代に合わせて追求したい、
“環境に優しい建築”。

「建築」と「環境」は、切っても切れない関係にあります。意外に思われるかもしれませんが、実は人が住む建築物はそれほど寿命が長くなくて、平均28年ぐらいで壊してしまうんです。まだ使える建物を壊してしまうほど、環境に良くないことはありませんよね。どうしてこんなことが起きるかというと、単純に「住みにくい」と思われてしまうことが一番の理由だったりします。

時代の変化とともに人の生活も変化していきますが、家がライフスタイルに合わなくなってしまうんですね。そういった事態を避けるためにも、これからの建築は「次世代のライフスタイルでも使えるのか?」ということを常に考えないといけません。人間の暮らしと建築の関係。ここを調和させて作らないと、建築がはらむ環境問題は解決されないと思います。建築は、リサイクルできない部分も沢山あるからこそ、長く使うことが理想です。

いいかどうかわからない建物を作る時代はもう終わって、これからは、ずっとずっと大切にしたくなるような「宝物」のような建物を作っていくことが重要になると思います。普通に見える建物でも、何世代でも住める家だったら、ずっと大切にされるので壊されることもありません。それが、結果的に“環境に優しい建築”として存在し続けるための大切な要素だと考えています。とても大きな課題なので、いままで以上に多くの人と議論をしながら、作り上げていきたいと思います。

建築のコンペは“未来への問いかけ”建築のコンペは“未来への問いかけ”
建築のコンペは“未来への問いかけ”建築のコンペは“未来への問いかけ”

“未来への選択肢” を提示し、
選ばれる歓び。

私が駆けぬける歓びを感じる瞬間は、建築のコンペです。私はコンペを“未来への問いかけ”だと思っています。様々なチームが参加して、テーマに対して、自分たちなりの「未来の形」を提案することは、とても大事なことです。勝っても負けても、多くの人が知恵を出し合って未来の可能性を探ることが、人間にとって選択肢を作ることになります。これは素晴らしいことだと思います。

もちろん、勝つのが一番ですけどね。「あなたが提示した未来をやりたい」と選ばれた時の歓びを経験すると、建築をやめられなくなります。負け続けるとがっかりしますけど、勝ち負けよりも大事なことは、未来に向かって思考を巡らしてみんなで駆けぬけることだと思っています。未来について考えることは、それほど素晴らしいことなんです。

何気ない日常に感じる、
“家族と過ごす歓び” 。

昔は、新しいものを見ることが私の歓びでした。世界中を旅して見たことがないものを見る経験は何にも代えがたい経験です。ですが、今の歓びは、「家族との対話の時間」です。毎日家に帰って家族の笑顔を見ること。それが、いまの自分の軸になっています。何気ない家族との日常から深い発見があり、それが新しい建築につながっているのを感じます。

これからの時代は、“みんなにとっての歓びの場所”が大切になってきます。それは、同じ時を過ごせる空間であり、みんなが集まる場所です。建築は、それを生み出す力を持っているので、これからも人に寄り添った建物を作っていきたいと思います。

建築家・藤原徹平さん建築家・藤原徹平さん

プロフィール

建築家・藤原徹平さん

1975年横浜生まれ。横浜国立大学大学院修了後、隈研吾建築都市設計事務所にて世界各都市で様々なプロジェクトを設計チーフとして担当する。2012年より「株式会社フジワラテッペイアーキテクツラボ」主宰、横浜国立大学准教授。建築設計のみならず、地域産業の再生によるまちづくり、芸術祭の企画や会場デザインなど多様なプロジェクトを手がけ、これからの地域社会を作る建築の可能性を探求し続けている。

今回訪れた場所

フジワラテッペイアーキテクツラボ
住所:東京都渋谷区神宮前2-6-9 第2神宮前ビル503
https://fujiwalabo.com/

KURKKU FIELDS
住所:千葉県木更津市矢那2503
https://kurkkufields.jp/

※通常はKURKKU FIELDS内への車輌搬入は禁止されており、今回は特別な許可を得て撮影しています

/建築家・藤原徹平さん
『Go NEXT ―未来へ駆けぬける―』【TBS】

本編の視聴はこちら

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