驚きの連続だった、
iX xDrive50の乗り心地。
iX xDrive50の試乗は、めちゃくちゃ最高でした。一言でいうと、「矛盾の両立」がすごいと感じました。まずは、あれだけ大きくて、重さも2トンもあるのに、ステアリングはすごく軽いし、小回りが利いて軽やかに走れる点。そして、アクセルの踏み込みも軽いし、初動もなめらか。乗る前に見た目から感じていた「重厚感のある強い車」という先入観を、いい意味で次々と裏切られました。それが最高に心地よかったですね。
おもてなしの心にあふれた、
iX xDrive50のクオリティ。
BMWのEVを初めて運転しましたが、あんなに直感的に運転できるなんて衝撃でした。運転する人が運転しやすいように設計されている車なんだということが、少しハンドルを握っただけで全身に伝わってきました。運転していてストレスフリーですし、初めて運転する車なのに安心感がありました。きっと、フロントガラスが大きいから、入ってくる視覚情報が多いというのもひとつのポイントだと思います。“見えない不安”はまったくありませんでした。あと、“見える”という点でいうと、前方方向の映像にナビが表示される「ARナビゲーション」は、非常に画期的だと思いました。未来の車みたいでテンション上がっちゃいました。
また、一般的なEVの航続距離は500km前後だと思いますが、iX xDrive50は航続距離が650kmもあるので、とても頼りになるなと思いました。僕は普段は北海道にいて、日常的に50~100kmぐらいの距離を走ることが多いのですが、このクオリティの車で、環境にも優しくて、さらに長距離ドライブも楽しめるなんて、“最強の1台”ですよね。ぜひ、北海道に乗って帰りたいです。


パイオニア精神で体感した、
人生を駆けぬける歓び。
もう10年ほど前ですが、会社員を辞めて、キッチハイクという会社を立ち上げるにあたって、1年半ほど、世界中の家を訪れては一緒に食事をするということをしていました。約50ヶ国、120ヶ所を巡りました。旅というよりは、フィールドワークみたいな感じでしたね。「食」をきっかけに、異文化とふれあい、知見を広めていったことが、その後に生きるんですが、あの頃は、まさに人生を駆けぬけているというのを体中で感じていたかもしれません。
僕は、まずは自分で体感してみて、そこで感じたことからアイディアを発想するタイプなので、まずは飛び込んでいって、リアルを知ることを大切にしていました。そういった意味では、好奇心と開拓者精神は、僕の人生をドライブさせる両輪かもしれません。それらの経験を糧に、キッチハイクは「もっともぐもぐ、ずっとわくわく」をコンセプトに、料理を作る人と食べる人がマッチングして一緒に食べるサービスとしてスタートしました。自分自身で食べ歩いてみて、開拓してみて、「この価値はとんでもなく面白い」と思い事業化に至りました。今展開している「保育園留学」も、家族で北海道厚沢部町のこども園に通ってみて、「面白い」と感じたことがきっかけに事業化に至っています。




予測不能のわくわくから、
“人生を味わう歓び” 。
僕は、人生は振り幅が大事だと思っています。表現や価値を研ぎ澄ますために削ぎ落とす場合もありますが、逆に粗さも雑味もすべて盛り込む方が好きかもしれません。Less is more より、More is more. それでこそ“人生を味わえる”と考えています。「面白い」と感じたことは、良い点も悪い点も含めて具体化するようにしています。あえてそうすることで、普段、混ざり合わない両極端の物事が掛け合わさって、見たことがないものが出来上がる。予測不能さをビジネスやクリエイティブに織り込んで、わくわくが生まれる余白を作るようにしています。


人生観が激変した、
家族と過ごす至福の時間 。
いま、一番歓びを感じる瞬間は、家族といる時ですね。特に娘の存在は大きいですね。3年前に娘が生まれて人生観が大きく変わりました。判断基準が“娘ファースト”になりました。娘が喜ぶかな?娘のためになってるかな?とか。年々、社会の変化のスピードが速くなっていますが、娘が大人になる頃まで、先の時代に生きる者として、いまのバトンを渡す、というより、時代の変化や進化を阻害しないように見守っていきたいなと思うようになりました。そんなことを考えながら、娘とドライブに行くのが至福のひとときです。


プロフィール
キッチハイク 代表取締役CEO・山本雅也さん
1985年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、博報堂DYメディアパートナーズ入社。出版社 × デジタルの新規事業立ち上げなどを担当。退社後、「食で人がつながる」魅力にはまり、世界各国の食卓を訪ねる旅へ。
2012年、キッチハイクを創業。“地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ。”をミッションに、「ふるさと食体験」や「保育園留学」など、食と暮らしを起点とした地域と生活者のつながりを育む地方創生事業を展開。関係人口経済圏を創出・拡大し、地方創生に貢献している。
2022年、「世界一素敵な過疎のまち」を掲げる北海道 檜山郡 厚沢部町へ家族で移住。主な著書に「キッチハイク!突撃!世界の晩ごはん」(集英社)。
今回訪れた場所
株式会社キッチハイク
住所:東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG. 4F
https://kitchhike.jp/
ACCA studio
住所:東京都墨田区東駒形3-19-13
https://acca-studio.com/
キッチハイク代表・山本雅也さん
『Go NEXT ―未来へ駆けぬける―』【TBS】
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