BMW
BMW

あなたの国のBMWモデル、サービスについて詳しく見る

その他の国を選ぶ

Video
Video

記事を読むのに必要な時間:約4分

漆芸家・桐本 滉平さんとBMW 218iグランクーペ M Sportでめぐる​自然の恵みである「漆」の魅力を世界へ​。

2021/12/6

輪島塗で知られる石川県輪島市。漆器製造の老舗に生まれた漆芸家の桐本滉平さんは、自然の恵みである漆の魅力を表現しようと、新しい挑戦を続ける。桐本さんのものづくりの源となる能登の自然をめぐる旅へ、BMW218iグランクーペ M Sportとともに出掛けよう。

漆作家・桐本 滉平さん漆作家・桐本 滉平さん
輪島塗りの魅力を世界へ発信する、漆作家・桐本 滉平さんとは輪島塗りの魅力を世界へ発信する、漆作家・桐本 滉平さんとは

漆の魅力を世界へ発信する、漆芸家・桐本滉平さんとは

大学卒業後に3年間ほど、漆のものづくりに携わり続ける父のもとで商品の営業を担っていたが、2020年につくり手に転身したという桐本さん。現在は同社のPRなどを務めたのちに独立。輪島塗にとどまらず、漆という素材の新たな可能性や魅力を見出し、未来につながる作品をつくる活動をはじめている。そのものづくりは、ヨーロッパをはじめ世界でも注目。漆を使った制作活動は、バッグやスピーカー、家具など幅広い分野に広がっている。​

桐本さんが考えるものづくりの未来桐本さんが考えるものづくりの未来

桐本さんが考えるものづくりの未来​

「僕は輪島で育ち、ものをつくりすぎて疲弊するという状況を身近に見てきました。伝統文化を未来につなぐためには、変化しながらも世の中の要望に応じていくことが必要。自然の恵みである漆は食器の塗料としての用途だけでなく、人間の五感を幸せにする力をもっています。漆や自然の材料を通して、つくることだけでなく、売ること、使うことのリズムが合って循環していく、いわば『ものづくりの生態系』を意識した制作活動を続けていきたいと考えています」。現在は、自然がつくり出した倒木のフォルムをそのまま生かした花器を制作中。 

曽祖父が制作した座卓が保存されている、中谷家へ

黒川村で代々天領庄屋を勤めてきた中谷家の屋敷。現在はおよそ2000坪の敷地に206坪の広大な家屋が佇む。苔むした宗和流の庭を眺める縁側が桐本さんのお気に入り。現在一般公開は行っていないが、今後は桐本さんの展示なども開催予定。屋敷には、桐本さんの曽祖父が制作した大きな座卓も残っている。 

1日目は輪島朝市から奥能登の山道をドライブ1日目は輪島朝市から奥能登の山道をドライブ

1日目は輪島朝市から奥能登の山道をドライブ​

ルーフライン、フレームレスのドアが美しい、コンパクト4ドアクーペ。日本の道路事情にも最適なサイズ感ながら、前輪駆動によりゆとりある車内スペースが確保され、コクピットは運転に専念できる機能的なレイアウトになっている。桐本さんは「山道でも走りやコーナリングが気持ちよく、ストレスを感じませんでした」と、スポーティな走りの魅力を体感。さらに「ミネラル・グレー」という名を冠した上品なグレーのカラーリングについて、「輪島の景色によく馴染む美しい色。いろいろなところを走らせたくなりますね」と言葉を加えた。​

翌朝は、作品づくりの素材を求めて桶滝へ翌朝は、作品づくりの素材を求めて桶滝へ

翌朝は、作品づくりの素材を求めて桶滝へ​

川の水が長年に渡って激しく当たり続けることで侵食し、底の抜けた桶のように巨岩の穴から水が流れ落ちる桶滝。桐本さんが幼少期からよく足を運んでいたというスポットでもあり、現在は作品のインスピレーションや素材のヒントをもらう場所でもある。冒頭で紹介した花器は、桶滝の倒木を使った作品。「もともと生きていた倒木に漆を塗って花を挿すことが、生命力や生態系の循環と向き合うきっかけになればうれしいです」 

旅の締めくくりは、車を南に走らせ千里浜なぎさドライブウェイへ​

全長約8kmの砂浜を走行できる「千里浜なぎさドライブウェイ」は、夕日の名所としても知られる日本有数のドライプスポット。桐本さんにとっては幼少期から当たり前のように広がっていた風景だが、経験を積み世界を知ることで輪島や能登が唯一無二のすばらしい環境であることを再認識したという。「これからもこの土地でものづくりを」。決意を新たにした桐本さんに、BMW218iグランクーペ M Sportが静かに寄り添う。​

漆作家・桐本 滉平さん​漆作家・桐本 滉平さん​

プロフィール

漆芸家・桐本 滉平さん​

石川県輪島市出身。江戸時代後期より漆器製造に携わり続けてきた桐本家の8代目として生まれる。父・泰一のもとで漆器の営業を担当した後、つくり手に転身。漆を主な原料とし、布、石、倒木、浮標などを用いて創作を行っている。制作物はうつわにとどまらず、バッグ、スピーカー、絵画など、国内外のブランド、アーティストとのコラボレーションにも取り組んでいる。

<クレジット>

text=Akiko Yamamoto ​
photo=Ryusuke Honda(bird and insect ltd.)​
movie director/editor=Shuma(bird and insect ltd.)​
cinematographer=Daisuke Abe(bird and insect ltd.)​
music=Go Hiyama (echoes breath)​



今回訪れた場所 ​
桐本さんのアトリエ​
住所:非公開​
奥能登 天領庄屋中谷家​
住所:石川県鳳珠郡能登町黒川28-130​
URL:www.noto-nakatanike.com​

桶滝​
住所:石川県輪島市大沢町​
千里浜なぎさドライブウェイ​
住所:石川県羽咋市千里浜町〜宝達志水町今浜​

現在、ウェブサイトの一部機能がご利用いただけません。
クッキー管理ツールが一時的にオフラインになっているため、ウェブサイトの一部機能がご利用いただけない場合がございます。