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沖縄の歴史と食文化をひも解く旅。

記事を読むのに必要な時間:約5分
宗像堂・宗像誉支夫さん、みかさんとニューBMW 318iでめぐる、 沖縄の歴史と食文化をひも解く旅。

2020/12/4

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琉球王朝時代から続く伝統と、いまを生きる新しい感性が混在し、独自のカルチャーが育まれている沖縄。沖縄を代表する酵母パンの店「宗像堂」の宗像誉支夫さん、みかさん夫妻は、開店から17年、この地と向き合い真摯なものづくりを続けてきた。ニューBMW 318iに乗って、ふたりとともに創造が生まれる場所、沖縄の魅力をひも解く。

宗像堂の宗像さんが考える、沖縄の暮らしと食文化とは? 宗像堂の宗像さんが考える、沖縄の暮らしと食文化とは?

宗像堂の宗像さんが考える、沖縄の暮らしと食文化とは?

琉球大学の大学院で微生物の研究をするため沖縄に移住してきたという誉支夫さん。研究所務めを経て陶芸家の弟子として活動後、2000年、独学で酵母=微生物を使ったパンづくりをはじめた。「半年住むつもりがもう23年目(笑)」という沖縄で力を注ぐのは、土地との関係性を重視したものづくり。「まずは、土地の歴史、文化をきちんと掘り起こす。その上で、僕らがいまからつくるものに向き合うことで、地面から生えてきたような力強い沖縄のものが生まれると信じています」。ともに歩んできた、みかさんも思いは一緒だ。「古いものを堀り下げ、出てくる新しい息吹を大事にすること。そういうものが文化として残り、進化し、未来に続いていくんだと思います」。

夜明け前からはじまる、宗像堂の酵母パンづくり夜明け前からはじまる、宗像堂の酵母パンづくり

夜明け前からはじまる、宗像堂の酵母パンづくり

酵母のコントロールが難しいとされる高温多湿の沖縄で、天然酵母パン屋の先駆けとなった「宗像堂」。「パンは焼きたてより冷めたてが本来の美味しさが味わえる」と、週に3日、1回で2日分のパンを焼き上げる。作業は夜明け前から。誉支夫さんにとって「相棒であり先輩」という酵母をかけ継ぎ、成形し、自作した石窯で焼き上げる。生地を打ち付けるリズミカルな音、指で触れ確かめる発酵具合、計器に頼らない窯の温度管理、経験と感覚がものをいう世界だ。自家栽培した読谷小麦の「つぶつぶ麦の角食パン」(1410円)は、麦の甘みとプチプチした食感が絶妙。

宗像さんの仕入れ先・栄町市場にあるCoffee potohotoでコーヒーブレイク 宗像さんの仕入れ先・栄町市場にあるCoffee potohotoでコーヒーブレイク

宗像さんの仕入れ先・栄町市場にあるCoffee potohotoでコーヒーブレイク

昔ながらの風情が残る栄町市場では、自家製ハム用の肉の仕入れの合間に「Coffee potohoto」でほっとひと息。「宗像堂」の石窯で自ら豆を焼くほどのコーヒー好きという誉支夫さんが、「先生」と慕いコーヒー談義を交わすのは、店主の山田哲史さん。世界の生産者を訪ね歩き、コーヒーを通じて得た感動をみんなで共有したいと、こだわりの焙煎、抽出で仕上げた一杯とともに、そこに息づく物語を伝え続けている。豆と酵母、扱う素材は違えど、互いに尊敬し合う表現者として話に花を咲かす、充実のひととき。

ニューBMW 318iの走りを体感しに、本島中部にある海中道路をドライブ ニューBMW 318iの走りを体感しに、本島中部にある海中道路をドライブ

ニューBMW 318iの走りを体感しに、 本島中部にある海中道路をドライブ

沖縄本島から車で平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島に渡れる海中道路。みかさん、娘さん2人と家族で出かけることが多いという誉支夫さんも、お気に入りのドライブコースだ。運転手の視界内に必要な情報が表示されるヘッドアップ・ディスプレイや、360°のリスクを見抜くセンサーなど、安全性能を装備したニューBMW 318iは、そんな家族でのドライブシーンに最適。開放的な大空の下、海の中を走るような感覚で、沖縄らしい爽快なドライブを楽しんだ。

沖縄の城で最も古い歴史をもつといわれる、勝連城跡にも立ち寄り 沖縄の城で最も古い歴史をもつといわれる、勝連城跡にも立ち寄り

沖縄の城で最も古い歴史をもつといわれる、勝連城跡にも立ち寄り

沖縄には、琉球王国時代に築かれた「グスク」と呼ばれる城が多く遺されている。誉支夫さんが沖縄で一番好きだと語る「勝連城址」は、世界遺産に登録された5つの中で最古のグスク。海外貿易などで勢力をつけた「阿麻和利」が居城したとして有名で、優美な曲線を描く石垣の城壁が特徴だ。ドライブで訪ねた海中道路がある勝連半島の小高い丘にそびえ、頂上からは360度の雄大な海の絶景を望むことができる。

宗像さん自身で田植え、収穫を行っている読谷村の小麦畑へ 宗像さん自身で田植え、収穫を行っている読谷村の小麦畑へ

宗像さん自身で田植え、収穫を行っている読谷村の小麦畑へ

無農薬有機栽培をしている農家の当真嗣平(ルビ:とうまつぐひら)さんとの出会いを機に、読谷村の畑で小麦栽培をはじめた誉支夫さん。戦前の沖縄は小麦栽培が盛んだったという歴史を知り、「古代品種のご当地麦をつくってみたい」と、当真さんとともに土づくりから種まき、雑草引き、収穫を行っている。ここで穫れた「読谷小麦」は「宗像堂」のほぼすべてのパンに配合。「こうして生産者さんと明確につながり合うことで、よりエネルギーが高いものを生み出すことができる。食は人の命を支えるもの。だからこそ、そういう力と光のあるものづくりを追求していきたいんです」。

店へ帰る前に、南国の自然や動物に触れられる東南植物楽園を散策 店へ帰る前に、南国の自然や動物に触れられる東南植物楽園を散策

店へ帰る前に、南国の自然や動物に触れられる東南植物楽園を散策

沖縄の原風景が残るさとうきび畑を走り抜け「東南植物楽園」へ。道中、車窓から森の木々、花や蝶を眺め、楽しそうに会話を交わしていた誉支夫さん、みかさんは「自然が大好き」とのこと。前から訪ねたかったが、実は初来訪だというこの植物園は、約1300種類の亜熱帯植物が鑑賞できる貴重なスポット。日本最大規模のユスラヤシ並木を散策し、天に向かってたくましく伸びるユスラヤシの生命力を体感した。

宗像堂へ到着。「もっと走りを実感したかったね」と話してくれた誉支夫さんとみかさん 宗像堂へ到着。「もっと走りを実感したかったね」と話してくれた誉支夫さんとみかさん

宗像堂へ到着。「もっと走りを実感したかったね」と話してくれた誉支夫さんとみかさん

「BMWといえば高級車で敷居が高いイメージでしたが、実際の走り心地はカジュアルで、すごく身近に感じました。高速をかっ飛ばして、この車のポテンシャルをもっと体感してみたかったね(笑)」と笑い合った2人。旅の終わりは、「宗像堂」で。「17年前、ここに店を構えたことで“ホーム”ができた。自分たちのパンをめがけてやってきてくれる人がいて、その人たちの反応に出合うことで、僕たちはリアルに生きていると実感できたんです。それが続いているいまはとても幸せですね」と誉支夫さん。「23年住んだいまも、発見と刺激ばかりの毎日」と語る沖縄の地で、宗像堂のものづくりは続いていく。

宗像堂・宗像誉支夫さん、みかさん宗像堂・宗像誉支夫さん、みかさん

プロフィール
宗像堂・宗像誉支夫さん、みかさん

微生物の研究をしていた福島県出身の誉支夫さんと、民謡ポップスグループ「ネーネーズ」のマネージャーをしていた奄美大島出身のみかさんが移住先の沖縄で出会い、1997年に結婚。2000年より自宅アパートで酵母パンづくりをはじめ、配達スタイルで販売。2003年、沖縄県宜野湾市嘉数に天然酵母のパン屋「宗像堂」をオープン。

<クレジット>
text=Norie Okabe
photo=Ryusuke Honda(bird and insect ltd.)
movie director/editor=Shuma(bird and insect ltd.)
cinematographer=Daisuke Abe(bird and insect ltd.)
music= Go Hiyama (echoes breath)

 

今回訪れた場所

宗像堂
住所:沖縄県宜野湾市嘉数1-20-2

COFFEE potohoto
住所:沖縄県那覇市安里3881 栄町市場内

海中道路
住所:沖縄県うるま市与那城屋平

勝連城跡
住所:沖縄県うるま市勝連南風原3908

東南植物楽園
住所:沖縄県沖縄市知花2146

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