

伝統文化がいまに生きる島根県を案内してくれるのは、「衣・食・住」を通して根のある暮らしの愉しみ方を提案する石見銀山発祥ブランド「群言堂」の松場忠さん。世界遺産から神話の舞台で知られる出雲までをめぐる、BMW X3 xDrive20d M Sportで島根を再発見する旅へ。


世界遺産・石見銀山の街並みをそぞろ歩き
松場さんは、結婚を機に妻の両親が営む「群言堂」に携わるようになり、2012年に東京から石見銀山に移住。築約170年の古民家を再生した「群言堂」は、世界遺産・石見銀山がある大森町のメインストリートに佇む。カフェを併設するショップには、「衣食住」+「美」と暮らしに根ざしたオリジナルやセレクトアイテムが並び、お土産選びも楽しい。




暮らす宿「他郷阿部家」で日本の暮らしを体験
旅の宿は、群言堂の創業者であり松場さんの義母である登美さんが武家屋敷を暮らしながら繕い、よみがえらせた「他郷阿部家」。昔ながらの生活道具をいまの暮らしに生かす工夫があちこちにちりばめられる。現在は1組貸切利用だが、通常は泊まりあわせたゲストが全員で食卓を囲む。夕食は手づくりの料理の10品以上が並び、かまどで炊いた「おむすび」で締めくくられる。滞在中、薪をくべる作業などを体験することも可能となっている。


神話の世界を舞う伝統芸能・石見神楽
週末の夜のお楽しみは、天の岩戸隠れでアメノウヅメが舞ったとされる神話を起源とする『石見神楽』。「大蛇」の演目に見られるダイナミックな舞がこの地方の特徴なのだとか。地元の子どもたちが舞う子ども神楽もあり、松場さんの長男も参加しているという。夜神楽は、石見銀山の中心街から車で30分ほどの龍御前神社で週末に開催される。




平成の大遷宮を終えて力を増した縁結びの聖地へ
翌朝は、海岸線のドライブルートを抜けて、石見銀山から出雲へ。島根旅では、縁結びの神様で有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を御祭神とする出雲大社の参拝は外せない。全長13m、重量5tを超える大しめ縄がシンボルの神楽殿はもちろん、御神座にもっとも近づける御本殿裏もお見逃しなく。


洋のエッセンス漂う和の道具を揃えた古道具店
神聖なパワーを取り込んだあとは、出雲市内にある松場さんおすすめの古道具店に立ち寄る。店内には、家具や古時計やランプ、石見焼のうつわなど、店主のお眼鏡にかなった和洋折衷の独特の世界観をもつアイテムがセンス良く並ぶ。群言堂の什器や松場さんの自宅の家具の中にも、この店で購入したものが複数あるという。


どんなシチュエーションでも快適な走りを実現
BMW X3 xDrive20d M Sportを走らせ、世界遺産の街並みから草原が広がる三瓶山、そして海岸線を抜けて出雲へと、島根のさまざまな魅力を満喫した今回の旅。最先端の運転支援システムと安全性、極めて高い走行安定性を備えたBMW X3ならどんなシチュエーションでも快適なドライブを約束してくれる。
プロフィール


群言堂・松場忠さん
石見銀山生活観光研究所 代表取締役。靴職人としてシューズメーカーに勤務後、結婚を機に「群言堂」の飲食店事業を担当。2012年に石見銀山のある大森町に移住し、広報などを経て現職。「群言堂」のプロデュースにとどまらず、人口400人の大森町全体の観光業にも携わる。
<クレジット>
text=Akiko Yamamoto
photo=Ryusuke Honda(bird and insect ltd.)
movie director/editor=Shuma(bird and insect ltd.)
cinematographer=Daisuke Abe(bird and insect ltd.)
music=Go Hiyama (echoes breath)
今回訪れた場所
群言堂
住所:島根県大田市大森町ハ183
暮らす宿 他郷阿部家
住所:島根県大田市大森町ハ159-1
石見神楽
https://iwami-kagura.jimdofree.com
出雲大社
住所:島根県出雲市大社町杵築東195
古道具チクタ
住所:島根県出雲市塩冶町864
今回お世話になったディーラー情報
Alcon BMW
https://alcon.bmw.jp/ja
松江営業所/BMW Premium Selection 松江
〒690-0011 島根県松江市東津田町1295-3
TEL:0852-27-4011