

オープン・スタイルの車に乗って、ルーフ全開で風を切りながら海のほうへ向かう。
ハンドルを握るのは、アパレルブランド「aise」のディレクターを務める市川麻衣子さん。サーファーでもある彼女は6年前、子育てのために鎌倉に越してきた。
普段から大好きな海に通っているが、走り慣れた海沿いを、今日はBMW Z4とともに駆けぬける。


「BMW Z4のサンフランシスコ・レッドの存在感に負けないよう、目を引くブルーのワンピースを選んできたんです」そう笑う市川さん。幼い頃からファッションが大好きだったという彼女は、子育てと仕事が忙しい日々の中でもTPOに合わせて服を選ぶことをめいっぱい楽しんでいる。スポーティでシャープなボディラインのシックな赤に、女性らしいフレアスカートの青のワンピースがよく映える。




今日は、いつもの彼女の休日ルートをなぞることにした。
最初に向かったのは、材木座海岸の目の前にあるZAIMOKU THE TERRACE。レストランやセレクトショップ、ヨガスタジオが入っている複合施設だ。


最上階にあるレストラン「POST by HONEY」でお茶をすることにしたのだが、ここは湘南有数のオーシャンビュースポット。実は湘南には海が大パノラマで一望できるレストランはそんなに沢山はないそうで、東京から友人が来た時はここに連れてくることが多いのだとか。


お茶を楽しんだあとは、同施設の地下にあるセレクトショップ「MY HONEY」へ。ここは、雑誌HONEYがセレクトしたビーチに似合うファッションやコスメ、アクセサリー、雑貨、サーフィングッズなどを取り揃えている。市川さんもここに来た時は必ず立ち寄り、最新の商品をチェックしているそうだ。この日は、サーファーにとってはいくつあっても足りないアイテム、スイムウエアをチェックしていた。


再び出発して、別の絶景ポイントへ向かう。海沿いを走る時には、ルーフをオープンにして、海辺の風を感じながら駆けぬける。ボタンを押すとソフトトップが開き始め、たった10秒でスムーズに全開となるシンプルな操作性も、BMW Z4の特徴だ。女性でも扱いやすいのが嬉しい。
また、50km/h以下であれば、走行中もルーフの操作が可能なため、突然雨が降りだした時にすぐ閉じたり、海の見える道に差し掛かった瞬間に開けたり、自由自在に楽しめる。


到着したのは、鎌倉の海が見下ろせる七里ヶ浜の坂の上。雑誌やドラマのロケ地として使われることもある、ちょっとした有名スポットだ。時折踏切音が鳴り、江ノ電が横切っていく光景がいかにも湘南らしい。
上から見下ろす海とBMW Z4、ついシャッターを切りたくなってしまうほど絵になるコンビネーションだ。


BMW Z4で海沿いを走る爽快感は、唯一無二の感覚。スポーティでスムーズな走りは刺激的ながら安心感がある。風を切って走る音に胸が高鳴り、止まれば波の音に癒される。そして太陽と潮風が肌で直に感じられるオープンエアの気持ちよさ。「海沿いの道をロードスターで走ることがこんなに気持ちいいとは。想像以上でした。いつか、娘も乗せてまた海まで走りたいな」。見慣れた景色も、BMW Z4と一緒だと、いつもより少しだけキラキラして見えたような気がした。
photo= Kuniyuki Takanami
text= Alice Kazama
訪れた場所
材木座テラス
住所:神奈川県鎌倉市材木座5丁目8-25
七里ヶ浜 海の見える坂道
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2丁目9−1