アネット・バウマイスター(BMW AG カラー&トリム責任者)が語る、ラグジュアリー・セダンの至宝。BMW 7シリーズ “PURE METAL EDITION”。

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「BMWにとって最も貴重な外装色」ピュア・メタル・シルバー。このボディ・カラーに込められた美意識と技術の粋を、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンのBMW AG本社取材から紐解きます。

2020/12/24

BMWと日本の名匠プロジェクト

世界をリードする最先端のテクノロジーと妥協なき美意識を融合し、特別な一台を創るBMWの革新的プロジェクト。第二弾は、BMW 7シリーズと、日本を代表する金工作家の奥山峰石氏(重要無形文化財保持者)の珠玉のコラボレーションです。

BMW 7シリーズ “PURE METAL EDITION”に込められた「Pure Metal」。ピュア・メタル・シルバーのボディカラーは、この特別な一台の出発点であり、アイデンティティとも言える大切な要素です。

「ピュア・メタル・シルバーは、BMWがこれまでに開発し、実現したボディカラーにおいて最も重要な色であることは間違いありません。この微妙な色合いを表現するため、一般的なボディカラーよりとは比べ物にならない濃度の顔料を含有する塗料をしています。その結果、塗装時に本のわずかなミスも許されず、そのため下地の段階から100%完璧な状態にしなければならないのです。その色も質感もまるで液体金属そのものであるからこそ、非常に繊細な特性を持っています。この挑戦は、私たちデザイナーにとって特別なものでした」

ピュア・メタル・シルバーは、金属の塊のような滑らかな一体感が、ダイナミックに圧倒的なエレガンスを放つBMW 7シリーズの完璧なデザインを際立たせます。この比類ない美しい輝きと艶は、技術的に可能な最高レベルまで研磨したアルミニウム・ナノ粒子を用いたベースコートに加え、仕上げを含めた完璧な塗装技術によるものです。

「私たちの製品は、完璧さと品質を実現するため、絶え間ないイノベーションを続けています。”精密性と品質”というテーマが、私たちの背中を押してくれます。常に誰も見たことがない美の領域へと向かう欲求は、常にモダンであること、そしてプレミアムであることの両者を実現していくミッションに基づいているのです」

そしてその美意識と「わざ」への想いは、日本の名匠への想いと通じているとアネットは語ります。

「私自身、日本の職人技に強い憧憬と共感を抱いています。なぜなら、BMWが創業以来貫いている完璧な職人気質、そして高次元の芸術性に通じるものがあるからです。ですから、今回のプロジェクトは私にとっても大変な特別なものでした。BMWは通常、普遍性と再現性に重きをおき美しいデザインに取り組んでいますが、そこに唯一無二の工芸品を組み合わせるということは非常に特別なことであり、比類ないインスピレーションを与えてくれる試みでした。ヨーロッパのデザイナーは古くから日本の美術工芸にインスピレーションを得て、その在り方を刷新してきました。特別な素材の使い方や、フォルムや細工を研ぎ澄ませる”引き算の美学”などは、長い歴史の中で我々にインスピレーションを与えてきたと思います」

長い歴史の中で共鳴し続けた、ドイツと日本の技術と美意識。それらの結晶ともいうべき今回のプロジェクトは、BMWに、そしてアネット自身にも大きな出来事だったといいます。

「全てが特別な一台となりました。丹念な手仕事によるインテリア・トリムなど、隅々にまで職人の技が活かされています。BMW 7シリーズ “PURE METAL EDITION”に込められた創造への熱い想いをぜひ、感じていただきたいと思います」

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