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細部に息づく本質細部に息づく本質

細部に息づく本質

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ニューBMW X7はその堂々たる外観のみならず、室内におけるデザインでも新たな基準を打ち立てます。BMWドイツ本社にてインテリア・デザインの責任者であるエヴァ=マリア・ギュンターは、ゆとりに満ちた空間とともにラグジュアリーとエクスクルーシビティを巧みに融合させたキャビンの創造に成功しました。
X7のインテリアについて、エヴァほど熟知し、本質を理解している人物は存在しないでしょう。X7のインテリアについて、エヴァほど熟知し、本質を理解している人物は存在しないでしょう。

X7のインテリアについて、エヴァほど熟知し、本質を理解している人物は存在しないでしょう。とりわけ卓越したエクステリア・デザインを誇るX7では、インテリアにも同等の構想と考察が必要となります。エヴァは、このデザインの構築に3年近くの時を費し、あらゆるディテールと色彩効果の探求を重ねることですべてを把握するに至りました。

「この分野に携われる今の仕事が大好きです。なぜなら、機能とエモーションを融合できるから」。彼女は、各ジャンルの専門家を含めた20名ものチームと協力し、この壮大なプロジェクトにおけるさまざまな課題に取り組みました。「車のキャビンは、とてもエモーショナルな空間。長距離の旅であれ、自宅と職場の短い距離であれ、そこで過ごすひと時はできるだけ楽しいものにしたいと誰もが思うはずです」とエヴァは言います。チームは、快適性とエレガンスを極めたBMWラグジュアリー・クラスの本質を、乗る人が体験できる空間を求めたのです。

「新しいX7では、デジタル・インスツルメントが幅広いサービスをドライバーに提供し、それらをスマートフォンのように直感的に利用することができます。」とエヴァ。しかし、BMW X7の革新は、デジタルを駆使した機能や先進的な操作フィールにとどまりません。チームは、このモデルが放つ力強いダイナミズムをインテリアでも表現しつつ、深い安らぎや快適性と融合させる手法を模索し、すべてのディテールにこだわりを反映させたのです。

BMWでは、新型モデルのデザインを決定する際の手段として、社内コンペを実施しています。X7では25案もの構想が寄せられ、エヴァの案が採用されました。彼女のスケッチは、仕上がりに至るまですべてのデザイン工程における指針となりました。「このスケッチがあったからこそ、数年を要するプロセスの中でも、最初のバージョンに忠実であり続けることができたのです。」

インテリアの外観や感覚について、エヴァは「整然とし、無駄がなく、調和している」と表現します。「スケッチに取りかかる際、乗る人たちが車内にどんな感覚を求めるのかをまず自身に問いました。BMW X7の特徴は、7人が座れる3列シートを装備した、ゆとりに満ちた空間です。ですから、デザインにおいても水平のラインを際立たせ、サイズ感を強調することを意識しました」。さらにこの空間では、光と影の絶妙なコントラストによる美しい効果を随所に見ることができます。 「あらゆる細部に完璧を求めるクラフトマンシップと一切妥協のない丹念な仕上げによって、X7はラグジュアリー・クラスの最高峰としての地位を確立させているのです。」

包括的なアプローチが図られていることも、クリエイティブの特徴です。「通常、インテリアは前から後へとデザインしていきます。しかし私たちは、当初からインテリア全体をひとつの空間と捉えていました」とエヴァ。「後部座席のデザインには、装飾的なエレメントからエンターテイメントの操作系統、USBポートなどの機能的なディテールにいたるまで、1列目とまったく同じ配慮がなされています」

BMWのデザイン・プロセスにおけるもうひとつの特徴は、実物大のクレイ・モデルによってごく初期の段階からインテリアを体感し、検討できることです。BMWのデザイン・プロセスにおけるもうひとつの特徴は、実物大のクレイ・モデルによってごく初期の段階からインテリアを体感し、検討できることです。

BMWのデザイン・プロセスにおけるもうひとつの特徴は、実物大のクレイ・モデルによってごく初期の段階からインテリアを体感し、検討できることです。アーム・レストやエアコンの吹き出し口、コントロール・パネルの位置はもちろん、縫製部分の想定パターンなど微細なディテールまでくまなく確認、検討できるよう、シート全体のクレイ・モデルを製作しました。

「ディスプレイ以外に、車内でフラットな面はひとつもありません」。X7のデザイン・チームはあらゆるエレメントにおいて曲線の精緻さにこだわりました。フォルムの美しさはもちろん、繋ぎ目の滑らかさやしなやかなレザーの張り具合まで、チームが完全に納得するまで手作業による修正が施された後、再度レーザースキャンとデジタル編集が行われました。

X7のインテリア・デザインにおける最大のチャレンジは?という問いを投げかけると「ハンドル奥の計器パネルを覆うフードです。実際の設計は機能上の要因もあり左右対称ではありませんが、ドライバーには対称的に感じられるような視覚的効果を目指しました」とエヴァ。デザイン的なアプローチによって課題をクリアするために、チームには膨大なインプットと時間が必要とされました。そしてその結果、一人ひとりが特に誇らしく感じていることは言うまでもありません。

X7が生産されているサウスカロライナ州(米国)にあるBMWプラントにおいて、エヴァは完成したモデルをいち早く試乗する機会を得ました。インテリアのすべてを熟知した彼女を最も夢中にさせたのは、意外にも保冷・保温機能付きのカップホルダーでした。「とても暑い日だったにもかかわらず、ほんの短い時間で私のミネラルウォーターが最適な温度まで冷やされたのです!」

ラグジュアリーの具現化 ─ 圧倒的な存在感と類稀な個性が織り成すエレガンス。それがBMW X7です。その姿は、見る者に威厳を感じさせると共に、アスレチックなスタイリングと無駄のないデザインが、軽妙かつ機敏な印象を与えます。

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