

運転する歓びを感じさせてくれるBMW M3。
最初にM3 Competiton M xDrive(Individual Blue)を見た時、色のインパクトが強くて、鮮やかな青がすごく美しいなと思いました。青は好きな色のひとつなので、作品を描く時にも青を結構使うんですが、Individual Blueみたいな目に焼き付くような発色のいい青はなかなか見ないので鮮烈でしたね。オーダーメイドと聞いて納得しました。青と黒の配色バランスもオシャレで、スポーティーな雰囲気なのにラグジュアリーさもあって、さすがBMWだなと思いました。
M3 Competiton M xDriveは、一言で言うと、運転する歓びを感じさせてくれる車ですね。すごくワクワクする車だと思います。それでいて、デザインもスタイリッシュでかっこいい。もし、家にあったら最高ですね。絶対、毎週末ドライブにいきます(笑)。


少しずつ積み上げてきたことの上に見えてくる景色。
僕は、いまは現代アーティストとして活動していますが、ここまでの道のりは決して一直線ではありませんでした。庭師としての経験から始まり、次にカリグラフィー、そこから発展する形で現在の活動に至っています。最初は、ぼんやりとした景色しか見えませんでしたが、回り道をしながら色んな景色を見てきたからこそ、いま、自分が立っている場所の景色がしっかりと見えます。どの経験もすべて大事なことでしたし、必要なことだったと思います。時間はかかりましたが、少しずつ積み上げてきたことの上に、いま見えてる景色があるんじゃないかなと思います。






今は日本を中心に活動していますが、少しづつアジア圏を中心に勝負できる場所を広げてる途中です。いずれは、現代アートのトップが集まるアメリカでも勝負がしたいと考えています。大変な道のりになると思いますが、いまは前を向いて走り続けています。


FREUDEとは「いい作品」が出来た時。
いま、一番歓びを感じる瞬間は、いい作品が出来た時ですね。僕の作品作りは、端から見たら修行のように日々淡々と繰り返しているように見えるかもしれませんが、その過程で、突然、これまでの作品よりもいい作品が出来上がるタイミングがあるんです。それは、反復を積み重ねた結果、技術なのか表現力なのかがレベルアップした瞬間でもあると思うんですが、明確に自分の成長を感じることができるので、いまは、その瞬間が一番嬉しいですね。
僕は、見てくれる人に作品の見方や意味を押し付けたくないのですが、表現者として自分自身の人生や信念、コンセプトを込めていくことで、見る人にとっても作品を通して何か感じることがあると信じています。
単に綺麗なだけでなく、見てくれる方の心を動かす、そんな作品を作り続けていきたいと思っています。


プロフィール
現代アーティスト・小泉 遼さん
1985年 福島県生まれ。
福島県で庭師の仕事をする傍ら、”文字を美しく描く”カリグラファーとして活動をスタート。
2018年にNHK大河ドラマ「西郷どん」の題字担当に抜擢される。 2019年にはカリグラフィーの基本線を円状に連続的に描く「enso」シリーズを絵画として発展させ、本格的にアーティストとして活動を始める。 2021年より「Halo」(後光、光輪)シリーズの制作を始める。 色彩の偶発性を取り入れ、空中に見える光の純粋な視覚イメージを抽象画としてキャンバスに存在させた。
庭師としての経験も作品には反映されており、 抽象表現の力強さを持ちながらも独自の東洋的な個性を感じさせる作品を制作する。
今回訪れた場所
RK STUDIO
https://www.instagram.com/green_and_black_smith/
東郷記念館
住所:東京都渋谷区神宮前1-5-3
https://togo.co.jp/
現代アーティスト・小泉 遼
『FREUDE,forever -先駆者が見た景色-』【TBS】
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