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フローリスト・越智康貴さん「勇気を持って手放すことで、新しい価値を手にしていきたい」

2023/3/22

作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。
作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。

作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。

iX xDrive40(アベンチュリン・レッド)は、動きのあるデザインと深みのある色との組み合わせが印象的でした。単色ですが立体的に見えるというか。程よい個性、調和しやすい個性だなと感じました。

車内の空間も洗練されていて、色彩含めてすごく好印象でした。ブラウンをベースに色を構成するのは、難易度高めだと思うのですが、スタイリッシュでラグジュアリーな世界観にまとまっていて、さすがBMWだなと思いました。

作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。作り手の熱い思いが見え隠れするBMW iX。

iXの試乗中、“ラグジュアリーさ”について考えました。どんなクリエイティブでも、「ラグジュアリー」って難しい概念だと思うんですね。豪華絢爛に飾り立てればいいというわけではないと思います。むしろ、無駄を削ぎ落とし省略していくイメージの方が自分の中の“ラグジュアリー感”に近いですね。

デザインを突き詰めていく過程で、人の心にフィットするポイントを見つけて、寄り添うことで表現できるようなものが“ラグジュアリー”だと思うんです。

いつも新しい扉を開けて新鮮な気持ちになっている。

ブランドのイベントをお手伝いしたり、表参道ヒルズに移転したり、大きな転機は色々ありましたが、自分的には、過去は“蓄積されてきた大切な時間”という印象が強いかもしれません。常に、新しい景色を求めているので、いつが人生の中で忘れられないシーンだったか答えることは難しいのですが、逆に、いつも新しい扉を開けて新鮮な気持ちになっていることは間違いないと思いました。

DILIGENCE PARLOURDILIGENCE PARLOUR

最近、ずっと習っていた生け花の師範科を修了したんです。これも数ある新しい景色のひとつかもしれません。仕事と違って、生け花では「無個性化」を目指しています。生け花には型があります。型に植物を当てはめていくことで、緊張状態を生み出すことをしているんですが、それは自分を表現することとは対極で、自分を無にすることで、そこにある植物を、より“その植物らしい姿”にすることを目指します。この感覚を知ったことで、また自分の世界は広がりました。いまは、生け花の世界で学んだ“無個性化”を、お店のスタッフみんなで挑戦してみるのもおもしろいんじゃないかなと考えています。

花屋の場合、依頼された花にはお客様の何かしらの“想い”が乗りますから、それを表現することを目指しつつ、植物の声に耳をすませて“植物らしさ”を引き出していくことに専念するイメージです。人の気持ちにフィットしながら、「色の強弱をつけてみよう」「質感の差をつけてみよう」「見たことがない花を入れてみよう」など、デザインしていくわけです。でも、そこに自分の“個性”はない。だからといって、決して同じにも無機質にもならないと思うんですね。だって、人それぞれ生きてきた人生があるので、選択に人間性は現れますから。無個性のようでその人しか作れない花束を作る。そんな感じのことができたら、おもしろい表現をすることができるんじゃないかなと思っています。

Theatre PRODUCTSTheatre PRODUCTS
色々と悩みながらも、まだ見ぬ理想を追いかけていくこと。色々と悩みながらも、まだ見ぬ理想を追いかけていくこと。

色々と悩みながらも、
まだ見ぬ理想を追いかけていくこと。

僕を前進させるモチベーションは、「課題意識」だと思います。例えば、会社の経営、将来の展望、人生の残された時間、いまの自分ができること・できないこと、そんなことを考えると、「どうしよう、どうにかしなきゃ」という焦りや不安が生まれてきます。

ですが、実はその気持ちが最初の一歩になっていたりして、進み始めたら、あとは手を動かして、花や写真、文章を制作するだけです。理想は、そうした中で、自分で自分を満足させられる発明をすることですね。色々と悩みながらも、まだ見ぬ理想を追いかけていくことが、未来に向かう力になっていると思います。

FREUDEとは「自分の能力をいつも以上に感じられた時」。

一番の歓びは、制作に際して、自分の能力をいつも以上に感じられた時です。いつも、頭の中では「こんな感じ」というイメージを抱いているのですが、いざ作ってみたらそこまで届かなかったということが9割なんです。だから、歓びの瞬間はほとんど訪れません。

どうすれば、たどり着けるのかは常に模索しています。個人的には、“自分が握っていることをどんどん手放していくこと”が重要なんじゃないかと思っています。

FREUDEとは「自分の能力をいつも以上に感じられた時」。FREUDEとは「自分の能力をいつも以上に感じられた時」。
フローリスト・越智康貴さんフローリスト・越智康貴さん

プロフィール

フローリスト・越智康貴さん

1989年生まれ。ファッションに興味を持って入った文化服装学院の在学中から花屋でアルバイトを始める。卒業後に表参道のシアタープロダクツのディスプレイに空の花瓶があるのを見て、花を生けさせて欲しいと直談判。

それがきっかけで、一輪から花を包んでくれるフラワーショップ「DILIGENCE PARLOUR」をオープン。2015年から表参道ヒルズに店舗を構える。

2020年から東京ミッドタウンで「ISETAN SALONE dei Fiori」をオープン。

イベントや広告などで花の装飾も行うほか、写真や文章の領域でも活躍中。

今回訪れた場所

DILIGENCE PARLOUR OMOTESANDO
住所:東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズB1F
https://diligenceparlour.jp/

THEATRE PRODUCTS OMOTESANDO
東京都渋谷区神宮前4-26-24
https://www.theatreproducts.co.jp/shop/

リビエラ東京
住所:東京都豊島区西池袋5-9-5
https://www.riviera.co.jp/tokyo/

フローリスト・越智康貴さん
『FREUDE,forever -先駆者が見た景色-』【TBS】

本編の視聴はこちら

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