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照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん「デザインとは気配りの量である」

2024/6/5

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60

BMW iX M60は、日常に溶け込みながらも、次世代を感じさせるデザインが魅力

BMW iX M60(ブラック・サファイア)は、とてもパワフルですね。今回、初めてEVを運転したんですが、あんなにパワーがあるとは思いませんでした。試乗の時は、私とスタッフさん3人の合計4人が乗っていたのですが、坂を登っていく時に車体プラス4人の大人の重さがかかっているはずなのに、重さを感じるどころかむしろ軽やかに進んでいくことがとても心地よかったです。
平らな道でも坂道でも同じ出力で滑るように前進していくのが不思議な感覚でした。あの感覚を、海が見える高速道路なんかで味わったら最高でしょうね。

見た目の印象ですが、とても魅力的な黒のボディカラーに真っ先に惹かれました。ホイールまで黒だったのが、引き締まっていて力強さを感じましたね。そんな雄々しさはありつつも、同時に優雅さを感じる佇まいなので、押しつけがましさがなくて私好みでした。存在感はあるのに、いい意味で目立ちすぎないというか。私の仕事は、自分は暗闇側にいて相手を照らすようなスタンスのことが多いので、周りを引き立てるブラックという点で共感を感じる色でしたね。

BMW iX M60BMW iX M60

プロダクトとして社会に出るということは、存在を主張することも大事ですが、一方で人々の日常に溶け込むこと、馴染むことも大事だと思うんです。街中に存在するモノとしてそういう感覚でiXはデザインされたんじゃないのかなと勝手に想像していました。

僕はデザインって気配りの量が大切だと思うんですね。iXが次世代を感じさせる雰囲気を持ちながらも、現代社会から浮いた感じがしないのは、BMWのデザインへのこだわりがなせる技なんじゃないかなと思います。

「光」を主役にしたイベントで見た”新しい景色”

2012年5月に、「もし隅田川にホタルがいたなら」というアイディアから企画されたイベントが予定されていました。それは、「ひかりのシンフォニー」をイメージして、隅田川に約10万個の太陽光蓄電式LED「いのり星」が放流され、同じタイミングで東京スカイツリー®を点灯させるというものでした。

しかし、東日本大震災の翌年というタイミングでしたし、節電や自粛ムードもあり、直前まで実現の見通しが不透明な状態が続いていました。そんな空気を察してか、私のもとにも何通もの激励のメールが届きました。関係者も開催可否について相当悩んだと思います。結果的に、開催されたんですが、その時の光景は、私にとって生涯忘れられない景色になりました。

イベント当日、青白いLEDが隅田川を彩るなか、東京スカイツリーが点灯した瞬間、あたり一面から大きな歓声が上がったんです。暗闇を照らす光が、人々の表情がポジティブに変わる様子を見せてくれました。あの日あの場所であの光景を目の当たりにしたことで私は、「照明デザイン」という少しニッチな仕事であっても、社会に大いに役立つことができると確信することができました。そして、これからもこの仕事に人生を注いでいこうと思ったんです。

「照明デザイン」を通じて人や社会のためになることがモチベーションになっている

私たちがデザインした照明空間によって、人や社会に何かのプラスをもたらすことができた時に、「この仕事をやっていてよかった」と大きな達成感を感じます。その回数を増やしたいというモチベーションで走っているんじゃないかと思います。別に照明の細かいことに注目してもらわなくてもいいんです。その空間にいる人が、「なんかここ雰囲気いいよね」って感じてくれればそれで十分なんです。

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60

たとえば、東京スカイツリーだったら、誰かが夜の輝いている東京スカイツリーを楽しそうに写真に収めてる姿を見られるだけでいいんです。それは居住空間でも同じです。「なんだかわからないけど、うちって居心地がいいよね」なんて感じてもらえるだけで十分なんです。そんな風に、誰かの人生の“お気に入りの場所”を作ることができたら最高だなと思いながら仕事をしています。

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん x BMW iX M60

FREUDEとは“照明デザインに興味を持ってくれる人を増やすということ”

うちの事務所は開業してもう20年くらいになるんですが、最近は一緒にやってきたメンバーたちも成長して、すごくいい仕事をしてくれるようになりました。それがとても嬉しいですね。彼らが活き活きと照明デザインについて語る様子を見ることが何よりの歓びです。

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん

あとは、東京スカイツリーはじめ、これまで私が手掛けてきた仕事をきっかけに照明デザインに興味を持ったという若者が、「一緒に働きたい」と私のもとへやってきてくれることも増えました。「子どもの頃に見たスカイツリーに感動しました!」と言われて、嬉しいと同時に月日が経ったことを感じます(笑)。

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん

照明デザインってもともと陽の当たらない分野だったんです。私は建築学科出身なんですが、同級生からはよく、「照明デザインでメシが食えるのか?」とからかわれたものです(笑)。でも、ずっと続けてきたことで、照明デザイン好きの仲間が増えました。これからも、照明デザイン好きを増やせるように頑張っていきたいですね。

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表
戸恒浩人さん

1975年生まれ。 東京都出身。東京大学在学中に照明デザインの道を志す。2005年にシリウスライティングオフィスを設立。2007年、東京スカイツリー®の照明デザイナーに選出される。
当時、市場に出始めたばかりのLED光源を採用。約3年におよぶ試作・検証を重ね、東京スカイツリーの象徴である「粋」や「雅」といった“和の光”を完成させる。

麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー、大阪梅田ツインタワーズ・サウスほか、住宅、商業施設、オフィスビル、ホテルなど国内外を問わず多岐にわたる照明デザインを手がける。

今回訪れた場所

シリウスライティングオフィス
東京都港区三田1-2-16 プラザ麻布 2F
https://www.sirius-ltg.com/

東京スカイツリー
東京都墨田区押上1-1-2
https://www.tokyo-skytree.jp/

有栖川 清水
東京都港区南麻布3-5-40
https://www.princehotels.co.jp/arisugawa_shimizu/
BMW iX3
 

照明デザイナー/シリウスライティングオフィス代表・戸恒浩人さん『FREUDE,forever -先駆者が見た景色-』【TBS】

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