BMWは7月25日(木)、麻布台ヒルズにあるブランドストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビー・エム・ダブリュー)」で、「THE NEW 5 Touring Debut Supported by Esquire」を開催した。
※当記事は『Esquire 日本版』に掲載されている内容を転載したものです。
Key visual photo:TOMOYUKI HONDA
「THE NEW 5 Touring Debut Supported by Esquire」は、「THE NEW 5 Touring」のメディア向けデビュー記念イベント。日本初となるステーションワゴンタイプのBEV(バッテリー式電気自動車)や、シリーズ初となるクリーンディーゼルエンジン搭載モデルに48Vマイルドハイブリッドシステムおよび4輪駆動システム(BMW xDrive)を搭載したモデルが登場した。
イベント会場にはスペシャルゲストとして俳優の小澤征悦(おざわゆきよし)さんを迎え、井上朋子氏(いのうえともこ/BMWブランドコミュニケーションマネージャー)、御舘康成氏(おたちやすなり/BMWプロダクトマネージャー)、そして「Esquire日本版」編集長の小川和繁が登壇。「FREUDE by BMW」のコンセプトである「人生に、駆けぬける歓びを。」をテーマに、4者による1時間のトークショーが繰り広げられた。
事前に試乗をした小澤さん。その感想は?
今回のイベントに先駆けて、実際に「BMW i5 Touring M60 xDrive」を1週間借りて試乗をしていたという小澤さん。その驚きの乗り味からトークセッションは始まった。
「BEV(バッテリー式電気自動車)と聞くと、どこか『非力なんじゃないの?』というイメージもあったのですが、この車はすごかったですね。ドライビングの反応がダイレクトに伝わってくるし、走りもパワフル。これまで想像していた電気自動車とは全く思えない感覚で、自分のイメージが大きく覆されましたね」
小澤さんがそう話すように、「THE NEW 5 Touring」の中でもBEVに当たる「THE NEW i5 Touring」を運転して驚く人は少なくないという。BEVに付きまとう重さという問題をいかに解決するか? ——そこにBMWの無数の工夫が込められているのだ。BMWと言えば「駆けぬける歓び」がブランドの本質を表すフレーズとして広く知られているが、その歓びは至る所に詰まっている。
井上氏は「充電の時間も、歓びの一部になります」と話し、「だからこそ、充電時間や充電場所を事前に計画に組み込むことも、ツーリングの楽しみの一環になります」と続ける。なるほど、例えば充電ステーションがある場所を観光地や風光明媚なスポットに設定することで、充電の時間は単なる待ち時間ではなく、新たな発見やリラックスの機会となって旅の充実感がより一層増すことだろう。
すると小澤さんは、「でも、1週間試乗している間に充電する必要はありませんでした」と会場を笑わせる。
「ロングドライブこそありませんでしたが、仕事の往復で都内を結構な距離走りましたよ。それでも、返却するときにはバッテリーはまだ40%くらい残っていました。こんなことなら、一度は充電の時間を楽しむべきでした」
なぜ「ツーリング」なのか?
そもそも、なぜBMWはこのタイプのモデルを「ツーリング」と名乗るのだろうか? 車の形としては「ワゴン」や「ステーションワゴン」と呼ばれるのが一般的だ。この問いに対しては小澤さんも首をかしげていたが、問いかけの主である御舘氏がその理由を解説してくれた。
「よくあるのが、『ステーションワゴン』という呼び名かもしれません。これは“車の形”を表しています。BMWの呼び名である『ツーリング』は、“ツーリング”という行動を表しています。ただ荷物を積む以上の存在であり、そのうえBMWならではの走りの楽しさもある。そんな車でツーリングに出掛けていただきたいという、ライフスタイルへのメッセージでもあるんです」
小澤さんが試乗した車名の謎が明らかになったところで、多くの人が気になったのが試乗期間中の小澤さんの車内での過ごし方だ。
「僕にとっての車は、ただの移動の道具ではありません。貴重なプライベート空間ですし、少し大げさに言えば“移動自体を楽しむ空間”だと思っています。今回試乗した車でも、セリフを反すうしたり、好きなジャズを掛けながらドライブを楽しんだり、快適に過ごしました。
電気自動車ということで、エンジン音がなくホント静か。「あれ、耳栓してたっけ?」って思いましたもん(笑)。まぁそれは冗談としても、静粛性の高さは高いけれど、運転時に必要な路面の音はしっかりと伝えてくれる。その絶妙な職人技にも驚きでした。あとは、この車の中でシャワーでも浴びられたら言うことなしなのですが…(笑)」
“駆けぬける歓び”を音楽で表現
近頃はギターの練習に没頭しているという小澤さん。トークセッションの後半には、ギターを演奏してオリジナル曲を披露するサービス精神旺盛な一コマも。曲名は『渚のランデブー』。“駆けぬける歓び”をテーマにした、軽快でノリの良いポップソングだ。実際に「BMW i5 Touring M60 xDrive」を駆り、車窓に流れる景色が脳裏に浮かぶ爽やかな夏の一曲だった。
実はこのイベントに先駆けて、ウェブメディア「Esquire日本版」では、小澤さんが出演した「THE NEW 5 Touring」の撮影を行っていた(ページはコチラ)。トークセッションでは、その現場での舞台裏に関しても。
「今回の撮影は、小澤さんにお願いできて本当によかったです」と、撮影を取り仕切った編集長の小川が振り返る。
「撮影現場では初対面のスタッフも多い中、小澤さんのほうから心を開いて接してくださったのです。ときに、スタジオ全体が笑いにあふれるような発言もしてくれました。そうやって私たちスタッフが——遠慮や気遣いとも言える——いつの間にか築いてしまっていた壁をすっきり取り払ってくれたのです。その行動に私は最初、『コミュニケーション力に長けた方』『好奇心旺盛な方』と思っていましたが、時間がたつにつれ、さらに奥深い小澤さんの魅力を見い出しました。それは、『クリエイティブな現場を、さらなる高みへと誘う天才なんだ』という結論です。
お父さま(故・小澤征爾さん)の言葉、『人は個が大事。個性が人を動かす』を実践しているのでしょう。スタッフそれぞれの個性を引き出し、個性のぶつかり合いでベストなものを創り出そうという気概に満ちていました。まさに本質も求め、自らも心から寄り添って楽しさを突き詰めていく方…そんな生活の瞬間瞬間をも嗜(たしな)める大人というのは、この車のメッセージにもぴったりだと思いながら撮影に臨んでいました」
小澤さんは言う。
「使い古された常とう句かもしれませんが、『人生』とはやはり『旅』なんですよね。旅路を進むのであれば、より楽しく続けていきたいと思っています。今日、僕は歌を歌わせてもらいましたが、これだけの人の前で歌うの初めてだったかもしれません。今日のこの体験も、「THE NEW 5 Touring」がもたらしてくれた、人生におけるツーリングなのかもしれません」
小澤さんとコラボレーション!スペシャル・ドリンクも登場
『FREUDE by BMW』の1Fにある「CAFÉ & BAR B(カフェ・アンド・バー・ビー)」にて、小澤さんとコラボレーションしたスペシャル・ドリンク「爽快なカルピス・ミント」の販売が開始されている。
このドリンクのコンセプトも、「駆けぬける歓び」。小澤さんが試乗したときに感じた「THE NEW 5 Touring」の印象に加え、小澤さんが「夏に合う」とイメージするものをベースに、「CAFÉ & BAR B」でカクテルなどのドリンクを監修しているトップバーテンダーの野村空人氏が監修を手掛けたものだ。
カルピスのまろやかな甘み、ミントの爽快感、そこにレモンの爽やかな酸味にブルーキュラソーを加えて仕上げた氷にスパークリングウォーターを注ぐことで、時間の経過と共に「食べる&飲む」の両方が楽しめる特別な一杯に仕上げられている。
このドリンクは8月31日(土)までの夏季期間限定のメニュー。特別な味わいで夏の思い出を彩ってみてはいかがだろうか。
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